はじめに…
本日、メディアなどで大々的に公開されたナイキ新型厚底ランニングシューズ。
狙ったかのようなタイミングの発表に、1日にして世界中の注目を集めています。
ただ、様々な情報が錯綜しているので、シューズの機能や構造にフォーカスできていない印象を受けました(何様だって話ですが…)。
そこで、一応知識があると自負している私が、公式が公開している情報を軸にナイキ新型厚底ランニングシューズについてまとめましたので、ぜひ購入前の妄想にお役立て下さい!!
ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
〜アッパー〜
フライニットの最新バージョンであるアトムニットを採用
高い気温が予想される東京オリンピックを想定した通気性重視の素材となっています。
部分ごとに編み込みが異なり、伸縮するため個々の足に合った履き心地と、熱の滞留を最小限にしてくれます。
シュータンは一体型で極薄、ズレる心配がない柔らかいニット素材を採用している点ので、ストレスを最小にし、ランニングに100%集中できる構造になっています。
ズーム エックスの増加とズーム エアの配置で増した重量を補う軽量な素材となっているそうです。
〜ミッドソール〜
ズーム エックスを引き続き採用しています。
オフセットを8mm、厚さは前足32mm、ヒール40mm (あくまで確認できたデータ情報です。陸連の規定内とのことなので39.5mmとの情報も)

大きな変更点は前足に大容量のズーム エアを2つ搭載している点とプレートがサイズ毎に調整されてるということ。フルレングスのカーボンプレートは継続しつつ、安定性の向上と更なる反発性をランナーにもたらすの工夫が施されています。その工夫を紐解くと、すべてのサイズに単一の厚さのプレートを採用
小さいサイズではより柔軟で靴のサイズが大きくなると硬くなる足の作りから、身体の大きさ、パワーを想定した作りとなっています。プレートの反発が高まったことでランナーへの衝撃は増えましたが、ズーム エックスの容量を増加したことでカバーしていて、恐らく寿命も向上していると思われます。〜アウトソール〜

様々なランナーの足の動きをデータ化し、クッション性と加速した際のグリップカを最適なバランスで提供してくれます。着地から蹴り出しまで、基本フォアフットのランナーを意識した構造と言えると思います。
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% FF
→ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%は長距離ラントレーニング用、毎日のランをサポート
→ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% FFは毎日のランと激しい動き可能にする、安定感が高いので激しい動きに対応し運動効率を上げる
〜アッパー〜
最近世に出たフライニット ロフトを採用しているのかな?と画像を見て感じました。
フライニットロフトとは、3層構造の新しいフライニットの構造で、伸縮性は維持しつつサポート性を強化したフライニットです。
フライニット特有の伸びやすさを最小限にしてくれます。
通常版はアルファフライに近しい構造、FFはアルファフライにサポート性を上乗せしたイメージです。用途や自身の課題によって選択するのが最良です。
正直両方持っているのがベストのような気はしますが…。
FFはファストフィットシステム(引っ張るだけの簡単着脱システム)を採用している感じですね。
〜ミッドソール〜
ペガサス ターボをイメージすると分かりやすいと思います。
ズーム エックス(ヒール以外)とリアクト(ヒールのみ)の組み合わせ、厚底、ズーム エア2つはアルファフライの相棒として最適です。
走り心地としては、アルファフライのややクッション性重視シューズといったイメージでしょうか。
プレートはカーボンではなく複合素材で作られたプレートを採用しています。
以前のズーム フライに搭載されていたプレートに近いと思います。
価格面を抑える工夫かもしれないです。
〜アウトソール〜
鮮明な画像が確認できず、予想ではありますが基本同じ構造だと思います。
今までの傾向から、ややゴムの範囲を増やしサポート性、グリップカを強化した形になっていると予想します。
さいごに…
いやー、発売が待ち遠しですよね!!
今日紹介したランニングシューズの他にも陸上スパイクも一新されるとのことで、ナイキが東京オリンピックに力を注いでいることが分かります。
販売となった際は、実物を用いたレビューや分解記事を公開したいと思いますので、ご期待頂ければと思います!!
ナイキ!頑張れ!!
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