目次
ナイキフリーとは…
ナイキ独自のアウトソール(靴底)、ミッドソール(靴の中間部分)が素足により近い環境を提供し、トレーニング効果を促進するシューズです。
また、普段の生活に使用することで楽に楽しくトレーニング効果を得ることができます。
ナイキフリー開発のきっかけ
2001年、トビー・ハットフィールド(ナイキのデザイナーでティンカー・ハットフィールドの弟)を含む、ナイキのグループがゴルフコースの芝の上を素足で走るスタンフォード大学のビン・ラナナ氏の陸上チームのトレーニングを見学。
そこでラナナ氏の素足で走るトレーニングがランナーの足を強くし、パフォーマンスを向上させるというアイデアをヒントに誕生したのが、ナイキフリーです。
コンセプト
『素足の様なフィット感』
『足を自由にストレスのない自然な動き』
上記のコンセプトからスタートし、数年の開発の期間を経て2004年にナイキフリーが誕生しました。
足が地面と一体となり、その質感、温度などを足裏で感じながら走ることができる…こんなシューズを目標に完成したのがナイキフリーなのです。
ナイキフリーの仕組み〜なぜ素足のような感覚なのか
アウトソール(靴底)、ミッドソール(靴の中間部分)にサイプ(深い切れ込み)、フレックスグルーブ(溝)を入れることで、足裏が自由に動くようサポートします。
足裏が自由になることで、 つま先部分がたわんでグリップし、通常のシューズで疎かにされている自然な筋肉運動を可能にします。
過去モデルは、商品ごとに数字(0〜10)が割り振られていて、 小さいほど素足に近く、大きいほど従来のシューズに近くなります。
2016年からは、その数字はなくなり、商品の特徴とスポーツに合わせてシューズを選ぶ形となりました。
しかし、2019年、数字表記が復活し、原点回帰しています。
素足感覚のナイキフリーを使用することのメリット
・可動域、ストレッチ効果の増大
・バランス感覚(体幹)の向上
・足裏のアーチを自然な形にする
・足底筋が鍛えられ外反母趾の改善
・普段使わない足裏の筋肉が鍛えられることで、より長く、より速く走れ怪我に対しても強くなる
上記効果をウォーキング、ランニング、トレーニングはもちろん、通勤通学、お買い物時に楽に得ることが可能です。
※注意点:普段使用しない足裏の筋肉を使用するため、1週間程度はナイキフリーで激しい運動は行わない事をお勧めします。また、フルマラソンでの使用は足を酷使しますのでやめましょう。
はじめてナイキフリーを使用する場合…
ナイキフリーテクノロジー搭載シューズは、あえて足をいじめ鍛えるためサポート性を削いでいるのが特徴的です。
そのため、はじめてナイキフリーを使用する場合、過度な距離のランや激しい動きは当分の間控え、まずはナイキフリー搭載シューズに慣れることが必要です。
■使用例
1週間目〜約2キロ程度のウォーキング、ジョギングに使用
2週間目〜約4キロ程度のウォーキング、ジョギングに使用
3週間目〜約2キロ程度のランニングに使用
4週間目〜約4キロ程度のランニングに使用
5週間目以降〜MAXを10キロとしランニングを行う
ほんの一例ですが、徐々に距離とスピードを上げるイメージです。
足への負担を考えると5週間ほど時間をかけて慣れる必要があります。
10キロ以上のランニングや長時間の激しいトレーニングへの使用は、推奨しておらずプロ選手でも行なっていないため、足へのダメージを考え控えることをお勧めします。
その他の情報
ナイキフリーは足のためのTシャツと呼ばれているエアプレストと繋がりがある。
ティンカー・ハットフィールドの話によると、『エアプレスト2を展開しなかったのは何故ですか?』との問いに、『実はやりました。それが、ナイキフリー
なのです。』と答えたとのこと。
つまり、ナイキフリー
はエアプレストを継承した、エアプレスト2でもあるのです。
今回も、長文をご覧頂きありがとうございます。
次回もお楽しみにして頂けると嬉しいです。
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