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怪我のリスクを軽減してくれる”インフィニティ ラン フライニット”をレビュー



はじめに…

少しでも怪我を抑止することで、「長い間ランニングを楽しんでもらおう」との思いから展開されたナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニット

従来のナイキランニングシューズと比べると52%怪我を抑止したこのシューズは、アッパー、ミッドソール、インソール、アウトソールと細部まで怪我抑止に重きを置いた構造に仕上がっています。

テーマは安定性衝撃吸収性の高さです。

上記テーマがどのような機能構造で提供してくれるのかという点に注目し、記事をご覧下さい。

また、YouTubeにて動画解説もUPしていますので、合わせてご覧下さい。

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実施テストの詳細について

ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットは、ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22と比較して、大幅に怪我を抑止することが実験で証明されました。

226人の男女に12週間のランニングトレーニングプログラムを実施し研究したところ、ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットは、ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22と比較して、ランニングの怪我を52%軽減したそうです。

研究結果によると、ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22で走ったランナーの30.3%が怪我を経験しましたが、ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットは、14.5%のみが怪我を経験したとのこと。

ちなみに、「怪我」の定義は、参加者の判断により、ランニング関連の痛みで、3日もしくはそれ以上連続してランニングができなかったことを指します。

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インフィニティの基本情報

商品名ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニット

スタイル:CD4371(メンズ)、CD4372(ウィメンズ)

価格:17,600円(税込)

対象ランナー:ランレベル問わず怪我を減らしたいランナー

重量
メンズ28cmで約291g(実物は288gでした)
ウィメンズ25cmで約229g

オフセット(ドロップ)
メンズ→9mm (前足部:24mm、ヒール:33mm)
ウィメンズ→8.4mm (前足部:22.5mm、ヒール:30.9mm)

素材
アッパー→合成繊維、合成樹脂
ミッドソール→リアクト
アウトソール→合成底

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アッパーについて

ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットのアッパー最大の特徴は素材です。

↑画像中央の境界線から左側がフライニットロフト、右側が従来のフライニット

新しい素材”フライニットロフト”を前足から中足部にかけて採用し、今までのフライニットに無かった耐久性とフィット感を提供してくれます。

フライニットロフトとは、3層構造の新しいフライニットの製法で、

・トップレイヤー:通気性と耐久性
・ミドルレイヤー:強度と安定性
・ベースレイヤー:固定性と快適性

を提供してくれる心強い素材となっています。

耐久性は数カ月から数年経って感じることでもあるので一概に言えない部分ではありますが、フィット感と通気性は最初のランニング時から強く感じることができました!

また、見た目や触った感じ硬めのメッシュ素材のようなゴワツキを感じますが、履いたらオールクリア、そこまで気になるポイントではないと個人的には感じます。

あとは耐久性ですかね。
従来のフライニットは伸縮性が悪い方向に働いてしまうことが多く、使用していくうちにサイズ感が大きいサイズへ変化していくのが悩ましと感じた方も多かったのではないでしょうか?
まだまだ使用歴は浅いですが、現時点でサイズUPの心配は感じていないので、経過観察は必要かもしれませんが、従来のフライニットより伸びにくいフライニットへ進化していることは間違いなさそうです。

アッパーで次にナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットで重要な部分は、上記画像のピンク部分の合成樹脂グレー部分のTPUのヒールクリップです。

合成樹脂部分は今まで私が実際に見たナイキランニングシューズの中で最も厚さがあり丈夫な印象を受けました。
履いた感じは、足をガッチリと手で掴んでいるような感覚となり、走行中足のブレを気にすることなく走ることができたので、ランナーに安心感を与える重要なパーツなんだと感じました。

固定感、フィット感と連呼してしまうと固く柔軟性が低い印象を受けてしまいますが、決してそんなことはなく適度に柔軟です。
文章では伝わらない部分もあると思うので、この合成樹脂パーツの柔軟性は次回UP予定の分解動画で要チェックして下さい!

また、TPUのヒールクリップはナイキ史上最大の大きさとなっています。

↑大きいとされているオデッセイ リアクトのヒールクリップ

オデッセイと比べても一目瞭然!
かなりお大きさを誇るヒールクリップを配置していることが分かると思います。

オデッセイ リアクトのヒールの固定感で驚いた方はその倍驚くことでしょう。
決してネガティブな意味ではなく、中足部からヒールにかけての安定感に驚くと共にスピード問わず安心してランニングに取り組むことを可能にしてくれます。
フライニットロフトもそうですが、個人的には合成樹脂とTPUのヒールクリップパーツの安定性を強く感じる感覚が、ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットicon一番好きなポイントとなっています。

アッパー最後はナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットシュータン部分シューレースについてです。

シュータンは、従来のフライニット素材を採用しているので伸縮性がありソフトな素材感となっています。
脱ぎ履きも楽チンに行えますし、走行中に気になる足首部分のスレやズレは殆ど気にならない仕様になっています。

また、シューレースは取り外しが可能な約110cmのシューレースを採用しています。
シューホール周りには合成樹脂のパーツを採用しているので少し取りにくいと感じるかもしれませんがコツを掴めば問題ありません。
強く引っ張りすぎると素材が広がったり傷つく可能性があるので、シューレースを交換する際は慎重にお願いします。

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ミッドソールについて

ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットのミッドソールはナイキお馴染みのリアクト素材を採用しています。

リアクト素材とは、ナイキが独自開発した初めてのミッドソール素材でクッション性反発性耐久性軽量性を高水準で採用した万能ミッドソール素材です。

このリアクト素材を従来のリアクトランニングシューズ(エピック リアクト)と比べると24%増量しているとのこと。
この増量でクッション性を向上させているそうですが、そうなると「反発性は?」と疑問に感じるますよね。

そこはご安心を!

ロッカー構造という形を採用しているので、反発性は形でしっかりとカバーされています。
画像のように弧を描いている形をロッカー構造と呼び、振り子の原理で前にシュッと身体を運んでくれます。

楽に走ることを可能にし、楽しくランニングに取り組むことを可能にしてくれるロッカー構造は、長い間ランニングを楽しみたい方に非常にオススメな構造となっています。

注意

1、扁平足のランナーは要注意
扁平足のランナーの方からの意見で「ロッカー構造が影響して足の裏が痛くなった」との声が実際にありました。
個々によって感じ方は様々だと思うので、扁平足の方全員に当てはまるとは言い切れませんが、扁平足のランナーはテストラン必須です。
※ちなみにこの方はジムで走っていたそうです

2、楽に走るということは…
楽に前へ進めるということは、自身の力をそこまで使用せずに走れるということ…。本気でトレーニングしたいと考えている方は、ナイキフリーや薄型のシューズを使った方が効率的かもしれません。あくまで楽しく、楽にリカバリーランなどに取り組めるシューズと考えた方が良いかもです。。。

インソールはこんな感じです。
素材や厚さは従来のナイキランニングシューズと全く同じなのですが、実は前足部分のみ弱粘着されています。
取り外しは容易に行えるので、交換すること自体は可能となっていますが、前足のグリップ力向上のための構造なので、交換の際は要注意です。
インソールにまで安定したランニングができるよう工夫されているのは驚きました。

ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットのミッドソール最後は、インソールを外した部分の構造についてです。

詳しい方であれば画像を見るだけで分かるかもしれません。

そうです!ストロベルがありません!
通常のナイキシューズはカテゴリ問わずストロベルと呼ばれる中板パーツが配置されています。
シューズの耐久性などのサポート性を向上させるシューズの代名詞的な製法がストロベルなのですが、ダイレクトにリアクト素材の柔らかさを足が感じるような構造を実現するため、ストロベルを無くしたのだと思われます。
この構造が影響し、想像以上のクッション性を感じることが可能ですし、実際に私も感じました。
ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットは、細かい部分にまでこだわっているんだなとつくづく感じたポイントとなっております。

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アウトソールについて

アウトソールはほぼフルラバーのランニングでは珍しい構造を採用しています。
重量は増してしまいますが、どこから着地してもグリップ力を発揮してくれるので、安心感が高い構造となっています。

実物だと少し分かりにくいので、公式画像を用い説明させていただきますが、通常のランニングシューズと異なりアウトソールがアッパーより外側に大きく広がっています。

アウトソールの幅を広げることで、接地時の横ブレを抑え、安定性向上させています。

感覚ベースの情報にはなりますが、着地時から蹴り出しの動作に安定感が増し、私のようなファンランナーでも力強く蹴り出せるようになった気がしました。

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インフィニティ ランの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★★★
反発性:★★★☆☆
軽量性:★★☆☆☆
耐久性:★★★★★
デザイン性:★★★★☆
グリップ力:★★★★★
価格:★★☆☆☆

クッション性と耐久性は群を抜いています!
デザイン性は好みが分かれますが個人的にGOOD!
フライニットを用いているため高価ではありますが、その他機能を加味するとお得なシューズではないでしょうか。

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さいごに…

最後にターゲット層と注意点を紹介します。

ターゲット層

上級ランナー
→練習用のシューズに最適です。プロのランナーでも練習時はサポート性の高いシューズを使用し身体を労っています。長い間ランニングで前線で活躍するためにも、ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットを日々のランにを取り入れてるのはGOODです。リカバリーランでの使用など用途は多岐に渡るので、良き相棒になってくれると思います。

中級ランナー
→本番を楽に走りたい方のレース用のシューズ、日々の練習用シューズとして環境問わずフル活用できるシューズです。特に怪我に悩まされている中級者の方はまずは練習用のシューズとしてナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットを取り入れてみてはいかがでしょうか。

初心者ランナー
→これからランニングを始めたい方必見のシューズです。一度怪我をすればランニングに対しネガティブな印象を受けてしまいます。そんな状況にならないようにするためにも、ナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットを選択するのは最良ではないでしょうか。また、クッション性も抜群なので楽しくランニングに取り組むことができます。

注意点

怪我抑止のシューズとはなっていますが、オーバープロネーションのランナーの方は、ナイキ エア ズーム ストラクチャー 22を使用しましょう。
これはナイキへ直接確認した内容となるので間違いない情報です。
オーバープロネーションは足が内側に寄ってしまう特殊な走法(癖)となっていますので、その走法に特化したダイナミックサポートを搭載したナイキ エア ズーム ストラクチャー 22でまずは走法をニュートラルに戻してからナイキ リアクト インフィニティ ラン フライニットを使用して怪我抑止に務めるのがベストだと思います。

次回は、分解記事をUP予定です。
それまでは本記事と下記動画にてお楽しみ下さい!!

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