目次
はじめに…

前作KD 12 EPで従来のシューズに配置されているストロベルを無くし、エアストロベルと呼ばれる新しい構造を取り入れ話題となったKDシリーズの最新作”KD 13 EP”。
”KD 13 EP”のメインテーマは軽量化です。
エアストロベル構造は継続しつつ、アッパーをシンプルで快適な構造にすることで軽量化に成功。
近年のゲームスピードの向上に沿って、いかにスピーディーにプレーできるかにこだわった進化を遂げています。
また、
など皆さんが疑問に感じる点を中心にナイキ至極のシグネチャーシューズ”KD 13 EP”について紐解いていきたいと思います!
↑の記事と合わせてご覧頂けるとより楽しめると思います!!
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ケビン・デュラント(Kevin Durant)について

身長:206cm
体重:107km
足のサイズ:39cm
ウイングスパン(手を広げたときの長さ):225cm所属チーム:ブルックリン・ネッツ(2019年〜)
背番号:7(ウォリアーズ時代は35※永久欠番になった)
※ウォリアーズ時代の35という背番号は、幼少期のコーチ”チャールズ・グレイグ”が亡くなった35歳を意味しているそうです。
ポジション:SF(スモール・フォアード)
※SFとは、内に切り込み、外からシュートし、リバウンドにも参加するオールラウンダーを指します。全ての能力を兼ね備えているのが理想とされています。

KD 13 EPの基本情報

商品名:KD 13 EP
スタイル:CI9949
※Nike By You(カスタマイズシューズ)の取り扱いもあります
価格:19,250円(税込)
※Nike By Youは21,450円(税込)
対応ポジション / オススメプレースタイル:SF(スモール・フォワード) / 全てをそつなくこなすオールラウンダー
足型(ラスト):アジア人向けの全体が幅広なEPラスト
アウトソール :XDRではないアウトソール
※カラーによって異なるのであくまで今回紹介している001カラーに該当
重量:メンズ28cmで約393g
※前作はメンズ27cmで約385g
サイズ感:特に気にする必要はないと思いました。一般的なナイキバスケットボールシューズのEP、または一般的なナイキパフォーマンスシューズと同じサイズの購入がオススメです。
素材:
アッパー→合成繊維、合成皮革
ミッドソール→ファイロン、ズームエア
アウトソール→合成底

前作と比べシンプルになったKD 13のアッパー

パーツが多く配置されていたKD 12 EPの構造を一新し、KD 13 EPはシンプルな作りで軽量化されました。
ナイロン系の軽量で丈夫な素材を採用しています。
軽量なこのナイロン素材は通気性が抜群で、プレー中の熱で感じる足への不快感を軽減してくれる点も嬉しいポイントです。
また、形状維持に優れているので、天然皮革(レザー)素材のアッパーのような伸びによるサイズの変化が少ないのもGoodです。
細かい部分になりますが、上記画像のつま先に注目してみて下さい。
シューズで最もパワーが加わるつま先部分を2重で補強しているのが分かると思います。
ナイロン素材のアッパーに、必要最小限の合成樹脂、合成繊維の補強パーツを配置することで、重量を上げずに最適な補強を施してくれています。
あまり注視する方がいないポイントかもしれませんが、長い間シューズを使用する上で大切な部分なので、個人的に「嬉しいなー」と思ってしまう部分なので紹介させて頂きました!!
次に紹介するのは、アッパーサイド部分です。


先ほど紹介したシンプルなナイロンアッパーの上に、合成皮革の補強パーツが配置されています。
このパーツがシューレースと連動し、結び具合に合わせてヒールから足の甲部分をサポートしてくれている感じですね。
合成皮革なので伸びにくく、アッパーのメイン素材ナイロン同様形状維持に優れている点は優秀だと思います。
パワーのあるバスケットボールプレーヤーを意識した考えられた素材の選択ではないでしょうか?
次は足首部分を紹介します。

外側のナイロンとは異なり、シルクのような滑らかな合成繊維を配置しています。
この構造はかなり好印象で、履いた瞬間から快適で「早くプレーしたい」と思わせてくれる快適な感覚が足全体を覆ってくれます。
どうやらこの快適は履き心地は、70~80年代のバスケットボールシューズをオマージュし、ナイロン素材の間にクッション材を挟み込むことで実現しているとのこと。
当時のシューズを履いたことがないのでなんとも言えないのですが、当時の素材でこの構造であれば使用できる素材に限りがあったと思うので結構重量があったのかなーと考えてしまいます。
素材の進化を踏まえつつ、今も変わらない構造が採用されているシューズを見ると、歴史を感じるとともに、当時のシューズに敬意を称したい…思いにふけてしまうこの感じがなんとも言えないです。。。(何を言っているのでしょうか?)
とにかく、快適な内側、足首部分となっているので、ぜひ一度足入れしてほしいです!!
アッパー最後はヒール部分の紹介です。

ミッドソールに近い部分には合成皮革のサポートパーツ、中央部分は先ほど紹介したナイロン素材、足首に近い部分には合成繊維のサポートパーツが配置されています。
足首を手で掴む感覚とまではいかないものの、塩梅の良い強すぎず弱すぎずなフィット感、ホールド感を提供してくれます。
機能面も大切ですが、ブルーカラーで刻まれた”KD”のアイコンが素敵ですよね。
シグネチャーシューズはデザインや使用プレーヤーの歴史を刻むことが多いですよね。
個人的にこういった工夫は大好きです。
バッシュを普段使用できる所以はこういった工夫なのかもしれません。
アッパーだけで長々と語ってしまいましたが、KD 13 EPのアッパーの総合評価は、シンプルながら要所に軽量なサポートパーツを配置しているKDの万能さとイコールのアッパー!です。

KD 13のミッドソールは前作と違う?
まずは前作の構造を画像と記事で確認してみましょう。

アッパーにズームエアを直接縫い付けたエアストロベル、その下に穴を開け柔軟性とクッション性を強化したファイロン素材、そのファイロン素材のヒール部分にもうもういっちょズームエアを配置し、その下にTPUのサイドウォール、そして最後にアウトソール…こんな構造になっていた前作。
複雑な構造となっていましたが、チャレンジングな構造は販売前からワクワク心踊っていたことを記憶しています。
さて、今回のKD 13 EPはどのような構造となっているのでしょうか?
上から順に紹介するのでまずはインソールから。


見た感じ至って普通に見えるのですが、素材感、厚さが一般的なシューズと大きく異なります。
素材感は麩菓子のようなスカスカ感が特徴で、これは今回も採用されているエアストロベル製法で配置されているズームエアの反発性をより足へ効率的に伝えるためのものだと思われます。
多くのバスケットボールプレーヤーは、足と地面の感覚を大切にするのでその感覚をより研ぎ澄ますための工夫がこのインソールの構造です。
また、ある程度厚さは確保されており、足と地面の感覚とクッション性を最高のバランスで提供してくれる凄いインソールとお考え下さい!
実際に履いた感想としては、ズームエア(特に前足)をビンビンに感じる素晴らしいものとなっていました。
ちなみに、インソールは外せはしますが粘着されていました。

ちなみに上記画像がエアストロベル構造の全貌です。
インソールを外すと顔を出してくれます。
配置されているのは、反発性抜群のズームエアです。
一般的なシューズの場合、インソールをめくるとストロベルと呼ばれる中板があり、その下にナイキエアやマックスエア、ズームエアが配置されています。
ストロベル(中板)が無いことで、ダイレクトにズームエアの反発性を感じ、先ほどもお伝えした足と地面の感覚をしっかりと感じることができます。
これは、動き出しのスピードUPに繋がる大切なこととナイキ契約のアスリートは声を揃えて言っているそうです。
一応ストロベル(中板)は、シューズの耐久性を高めてくれる役割があるため、それが無いとなると不安に思う方も少なく無いと思います。
そこはご安心下さい。
次に紹介する前作同様採用されたファイロン素材を厚く、厚く配置することで補ってくれています。

※ミッドソールに被っているスウッシュマーク(ナイキマーク)部分は、ギザギザの構造になっています。これはKDのあだ名”Easy Money”の「Money」から着想を得ています。

画像からも厚さが伝わると思います。
外から見た限り前作のような穴は見受けられないので(分解するまでわかりませんが)、良い意味でごく普通の構造に戻った感じでしょうか。
クッション性、柔軟性は劣ってしまいますが、反発性を耐久性はグンッと向上しているイメージです。
また、今作のKD 13 EPもズームエアを2重で配置しています。
前作はヒールにズームエアが配置されていましたが、KD 13 EPは前足にズームエアを配置しています。
これは、近年の素早いゲームスピードに合わせた仕様で、多くのナイキバスケットボールシューズがこの構造にシフトチェンジしています。
KDシリーズもこの流れには逆らえず、他の選手より少しでも早く動き出し、走り抜けられるように工夫された形となっています。
細かい配置と大きさに関しては、分解動画と記事をお楽しみ下さい!!
ミッドソールの総合評価は、Simple is Best !!反発性と接地感が最高のミッドソール!!です。

大幅に変化したKD 13のアウトソールパターン

前作のクリアでシンプルな溝とは大きく異なり、小さな円を全体に配置しています。
これは、どこから着地しても、支点にしても360度全方向に強いグリップ力を発揮するための構造です。
EPラストでもXDRでは無いのはこの構造をフルで発揮するためかもしれませんね。
また、不要なラバーを削ることで軽量化しています。
なお、上記説明を見る限り「頼もしいアウトソールだなー」と感じるかもしれませんが、一点注意点があります。

上記画像の楕円形部分に重心を置いてプレーすると滑ります。
個人的な感覚かもしれないですが、実際に使用してみての感想なので参考にして下さい。
逆に、

このズームエアが配置されているブルーの部分に重心を置くとグリップ力を一番強く感じました。
ここを重心にプレーすることで、2重のズームエアの効果を最大限に発揮できるので、あえてこのような部分的に強いグリップ力を感じる構造にしたのでは?思いました。
グッと踏ん張ったときにグリップ力を特別感じるようにしたことで「はい!正解!」と正しい足の動きを教えてくれるような感じなのかな?
少し不思議な感覚ではありますが、参考にしてみて下さい。
アウトソールの総合評価は、ちょっと不思議な感覚もコツを掴めば使いこなせる?アウトソールです。

KD 13の機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★★★+
軽量性:★★★★☆
耐久性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
グリップ力:★★★★☆
価格:★★★☆☆
前作と比較すると反発性と軽量性がUPしています!
クッション性は低下していますが、★5+の反発性が自身のパフォーマンスを最大限UPさてくれるのではないでしょうか?
個人的には前作より使用した印象はかなり良いです。
シンプルな構造になったことで、シューズで悩むことが少ない点もGood!!

さいごに…

いかがでしたか?
長々とレビューしたので、特に言うことはありません!笑
ここでまた長々書いても「なげーよ!」と聞こえてきそうなので、今回はこの辺で!
シンプルながらこだわりぬかれたケビン・デュラント使用のシグネチャーシューズ…。
本記事を購入の検討材料にして頂けると嬉しいです!!
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前作同様のファイロン素材のミッドソールに変更点があるのか?
形状が大幅に変更となっているアウトソールの利点は?