目次
はじめに…

今回は、タイトルにもある通り、カイリー・アービング本人が批判的な発言をしたバッシュ”カイリー 8 EP”をレビューしていきます!!
カイリーは、SNSにてリリース前のカイリー 8の画像を投稿したアカウントに対し…
上記コメントを投稿。
リリースから3ヶ月前の出来事ということもあり、改善に取り組むとのコメントを後日カイリーが取材で明かしたそうですが、果たしてどのようなバッシュに仕上がっているのでしょうか。
このゴタゴタの影響でネガティブな印象を拭えないカイリー 8 EPではありますが、早速その仕上がり具合を確認していきましょう!!
商品名の”EP(イーピー)”とは、アジア人向けの幅広ラスト(足形)を表しています。
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カイリー・アービングの基本情報

年齢:
1992年3月23日生まれの29歳(2021年11月現在)
出身地:
オーストラリア生まれアメリカ育ち
身長:
188cm
体重:
88kg
ウイングスパン(手を広げた時の長さ):
193cm
ポジション:
PG(ポイントガード) / SG(シューティングガード)
プレースタイル:
NBA屈指のドリブルスキルと素早く不規則な動きを組み合わせたトリックスター。自身のリズムで繰り出すオリジナリティー溢れるプレーは、多くのファンを魅了している。

⬆️動画でプレースタイルを確認しよう⬆️

カイリー 8 EPの基本情報

商品名:
カイリー 8 EP
価格:
メンズ→17,050円(税込)
ジュニア→13,750円(税込)
オススメポジション:
PG(ポイントガード) / SG(シューティングガード)
オススメプレースタイル:
コート内を縦横無尽に走り回るスピード重視のプレーヤー
使用選手:
カイリー・アービング
足形(ラスト):
EPラスト(全体的に幅が広い)
重量:
メンズ27cmで約370g
アウトソール:
XDRアウトソール
ジュニアモデルは、身体への負荷を考えてズーム エアは未搭載となっています。

カイリー 8 EPのアッパーをレビュー
マイクロエンジニアード素材を採用

マイクロエンジニアード素材とは、光を通すほど薄いトランスルーセント素材を用いて作られているシャカシャカ系の素材です。軽量で通気性に優れていることが特徴となっています。その軽量性と通気性を活かし、画像のように高密度で編み込むことでサポート面(フィット感 / 耐久性)も強化しています。
多くのサポートパーツを設けている
赤丸部分がカイリー 8 EPのサポートパーツの主な配置箇所です。高い負荷が加わる部分を中心に配置されています。他のバッシュと比べると厚さや面積が広く”デザイン性を重視した無駄な作り”が少し目立ちます…。ステッチ(縫い目)も若干無駄がありますよね…。縫い目や接着面を増やしてしまうと耐久性が落ちてしまいます。粘土を想像してみてください。粘土で丸い団子を作り、後から細かいパーツを加えていくとその細かい部分から破損していく確率が高まりますよね?そんな感じです。冒頭で紹介したマイクロエンジニアード素材単体でシューズを構成できれば一番良いのですが、サポート性に乏しい素材なのでしょう…このような過度なサポートパーツの構成となってしまっています。後からカイリーの意見を取り入れたことが原因なのか分かりませんが、耐久性に乏しく、無駄に重量を上げてしまった悲しきサポートパーツ達となっています…。
黄色い丸部分は、編み込み方と内部構造を工夫した部分なので、耐久面に影響はありません。赤丸部分とは対照的な良い部分なので別途マーキングをして紹介させていただきました。
シューレース(靴紐)とバンドの連動

カイリー 8 EPには、ボクシンググローブをイメージして作られた大胆なバンドがシューレース(靴紐)と連動する形で配置されており、結び具合に合わせて細かいサイジングが可能となっています。このパーツも厚手で広い面積を要しているので、”若干の無駄感は否めません”が、先ほど紹介したサポートパーツよりはマシかな…。ただ、厚さを要している分、期待しているほどのピッタリフィットは得られないのが残念なところです。また、解けやすい丸紐を採用している点もいただけません。この複雑な構造が影響して、シューレース(靴紐)を交換するのが面倒な点もマイナスポイントです…。
厚手の足首部分



カイリー 8 EPのミッドソールをレビュー
エア ズーム ターボの廃止

カイリー 8 EPは、エア ズーム ストロベルの採用に伴って、カイリー5からカイリー7まで搭載されていた独自のテクノロジー”エア ズーム ターボ”を捨ててしまいました。切れ込みの入ったエア ズーム ターボとは、足裏の動きに合わせて360度に対応してくれていた万能なズーム エアです。左右前後に素早い動きを繰り出すプレーヤーの強い味方でした…。個人的には、他のバッシュとの完全な差別化を図っていたエア ズーム ターボを『何故捨てた!?』というのが率直な感想です。エア ズーム ストロベルは、近年様々なナイキバッシュに採用されているメジャーな構造です。中板を省き、直接アッパーに縫い付けられたズーム エアは、ダイレクトに反発性を感じることができ、また、クッション性も高い水準で提供してくれます。しかし、カイリーのような俊敏なプレーヤーには、エア ズーム ターボのような多方向に高い反発性を提供してくれるテクノロジーが必要ではないでしょうか。他のプレーヤーとの違いを見せるシューズだったのが、他のプレーヤーと同じプレーを繰り出す凡庸なシューズに変わってしまいました。多様性の時代と悪い意味で逆行している…私はそのように感じてしまいました。もちろん、カイリーシリーズにクッション性が足りなかったと感じている方にとっては吉報ですが、カイリーシリーズを愛しているほとんどのプレーヤーは物足りなさを感じることでしょう。
3層構造のミッドソール


カイリー 8 EPのアウトソールをレビュー

カイリーのコート上での動きを参考に作られた多方向トレッドパターンのアウトソールは、前足を中心に高いグリップ力を発揮してくれます。また、お馴染みのアウトリガー(せり上がり)を設けることで、倒れ込みながらのプレーを容易に繰り出すことが可能です(個人的には物足りない)。ちなみに、国内流通モデルはNIKEBY YOUを除きXDRソールを採用しているので、注意してください。

どんな人に向いてるの?

カイリーをこよなく愛している
快適性を重視している
この2つに絞れるのではないでしょうか…。
もちろん、冒頭でお伝えした通り…
背丈が近い
ポジションが同じ
プレースタイルが似ている
カイリーと似ている項目が多ければ多いほど、カイリー 8 EPの力を引き出すことが可能です。
ネガティブな要素が多い本作ですが、少しでも当てはまるプレーヤーであれば一度足入れをしてみることをオススメしたいです。

カイリー 8 EPのサイズ感について

サポート性より快適性を重視
しているバッシュとなっています。
また、日本国内ではEPラスト(アジア人向けの幅広ラスト)が主となっているため、他の一般的なバッシュと比較するとゆとりのある部類に入ります。
普段EPを使用:同じサイズ or 0.5cmサイズダウン
普段グローバルラストを使用:0.5cm or 1cmサイズダウン
上記がサイズ選択の軸になってくると思います。
グローバルラストとは、商品名にEPが付かないモデル(NIKE BY YOUなど)が対象で、海外向けの細身のラストです。
管理人の足形データ
右足
足長:26cm(素足) / 26.5cm(ソックス着用)
足幅:10.1cm(素足) / 10.5cm(ソックス着用)
足囲:25cm(素足) / 25.4cm(ソックス着用)
足首:25cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
左足
足長:25.5cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
足幅:9.9cm(素足) / 10.3cm(ソックス着用)
足囲:24.8cm(素足) / 25.2cm(ソックス着用)
足首:24.5cm(素足) / 25cm(ソックス着用)

カイリー 8 EPの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★★☆
反発性:★★☆☆☆
軽量性:★★★★★
耐久性:★★☆☆☆
グリップ力:★★★☆☆
柔軟性:★★☆☆☆
安定性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
価格:★★★☆☆


さいごに…

以上となります!!
ネガティブな要素が盛り沢山
となっていたので、『前向きに使用してみたい』と感じた方は少ないのではないでしょうか。
アジアを中心に人気が高かったカイリーシリーズが、このようなネガティブな変化を遂げてしまったことは残念で仕方ありません…。
本国アメリカでも評価が低いので、本当に散々なモデルなのでしょう…。
選手の私生活と比例してバッシュのパフォーマンスも低下する…今後のレビューの参考になりそうです。
ただ、ここまでのレビューを見てしまうと…
履いて確認したい
と感じた方もいるのではないでしょうか。
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下記に関連記事を掲載いたしますので、本記事と合わせて確認してみてください!!
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「商品を知ることはパフォーマンス向上に繋がる」…どーも、スポブラでございます!!