目次
はじめに…

今回実物を用いレビューさせて頂くのは、
”部活性”、”毎日バスケットに取り組む社会人”にオススメのバスケットボールシューズ「カイリー フライトラップ 3 EP」です。
カイリー フライトラップ 3 EPは、公式情報、ネット情報が非常に少ないバスケットボールシューズ。。。
情報が無い中で購入するのは気が引けますよね…。
そんな方々のために、痒いところに手が届くようにとの思いから実際に購入しレビュー致しました!!
「フライトラップってなんぞや?」という導入部分からアッパー、ミッドソール、アウトソールとパーツごとに詳細を紐解き、解説したいと思います!!

カイリー フライトラップとは?

カイリー通常版(本人使用のシグネチャーシューズ)があるのに「なぜフライトラップというモデルが存在しているのだろう?」と感じている方は多いと思います。
それは、コービー・ブライアントの考えに感銘を受けたからです。
先日非常に悲しい事件でこの世を去ったコービー・ブライアント。
彼の常に初心を忘れない、基礎を大事にするといった考え、精神はカイリーへと受け継がれています。
マンバという言葉をご存知だろうか?
マンバ(蛇)とは、コービーの愛称。
コービーのマンバメンタリティーを表現した言葉で、
「完璧な順応と基礎を身に付ける」といった意味を表現しています。
バスケがまだ下手だった幼い頃。
当時毎日のように行った基礎を常に忘れず、完璧な準備をして試合に臨むというコービーのルーティーンを表しているといったところでしょうか。
この謙虚で誠実にバスケットボールに向き合っているコービーをリスペクトしているカイリーが、部活性や毎日練習に取り組むアスリートに向けて用意したバスケットボールシューズが「カイリー フライトラップ 3 EP」となっています!!

カイリー フライトラップ 3 EP基本情報

スタイル:
メンズ(EPラスト)→CD0191
ジュニア(グローバルラスト)→BQ5620
価格:
メンズ→12,100円(税込)
ジュニア→8,250円(税込)
対応ポジション / オススメプレースタイル:
対応ポジション→PG(ポイントガード)
オススメプレースタイル→不規則、スピーディーな動きを多用するプレースタイル
足型:
メンズ→幅広なEPラスト
ジュニア→グローバルラスト
重量:メンズ27cmで約388g
※前作はメンズ27cmで約375g
メンズシューズ素材:
アッパー→合成皮革、合成樹脂、合成繊維
ミッドソール→ファイロン、ズーム エア
アウトソール→合成底
ジュニアシューズ素材:
アッパー→合成皮革、合成繊維
ミッドソール→ファイロン
アウトソール→ゴム底

カイリー フライトラップ 3 EPのアッパーをレビュー!

まずはつま先部分から。
合成樹脂でコーティングされたつま先は前作同様耐久性抜群!
アッパーで最も負荷の掛かるつま先をしっかりとサポートしてくれています。

次に大注目の中足部のベルトについてです。
前作は伸縮性のあるゴムバンドを採用していたので、足をしっかり固定するにはやや物足りない印象でした。
そんな物足りなさをしっかりと改善した結果、今回のようなマジックテープのベルトが配置されました!
履いてみると分かると思うのですが、かなりの固定感を感じます。
カイリーのようにコート上を縦横無尽に駆け巡るプレーヤーは、固定感を大切にしています。
「足のブレを嫌うそこの貴方!!」要注目のアップデートポイントです!!

次に気になる変更点はシュータン部分です。
前作の半ブーティー構造の自由度のないシュータンが、逆U字の不快感を最小限にしたフォルムに変貌を遂げています。
個人的に今作で一番好きなポイントは、シュータンかもしれません。
本当に、快適ですよ!!

アッパー最後は、ヒール部分のアップデートです。
前作のTPU素材のヒールカウンターを完全に省き合成皮革へ変更。
足首を適度に固定し柔軟度を損なわないよう絶妙な塩梅となっています。
また、柔らかい履き心地も特徴的で、プレー中足首を気にする心配は必要ありません。
ぜひこの快適な足首部分を実際に感じてみて頂きたいです!!
細かい部分を少し紹介!
それは、アッパーの編み込み方の違いです。

前作はややオープンな編み込みで通気性重視。
今回はややタイトな編み込みでホールド感を重視しています。
前作がゆとりのあるストレス軽減シューズなら 今作は足をがっちり固定し高パフォーマンスを重視した感じですかね?
このように、アッパーだけでも細かいアップデートが施されています。

カイリー フライトラップ 3 EPのミッドソールをレビュー!
ミッドソールから下は外から見た感じ、履いた感じで変更点は無いように見受けられます。
厚手のファイロン素材と前足ズーム エアがもたらす高い反発は変わりありません。
前作が好評だったのか変更がないことで喜んでいるプレーヤーも多いはずです。
ちなみに、前足に搭載されているズーム エアは、前足を軸に動くことが多いプレーヤーにオススメの構造となっています。
近年のバスケットボールのゲームスピードの向上もありますが、カイリー自身が前足を軸にガツガツ前へ動くプレーヤーなので、カイリーの動きに沿った作りになっていることを理解しましょう。
なので、カイリーに近いプレーをしている、したいと強く思っている方であればアジャストするでしょう!!

インソールもチラッと紹介。
ナイキバスケットボールシューズ大半がこのフル粘着されたインソールを採用しています。
インソールがズレにくく、踏ん張ると力が増すための構造ですね!
もちろん、合う合わないは個々であると思うので、外してベットインソールへ変更してもOKです。
ナイキでは、別途インソールの販売は実施していないので、他社製のインソールの用意が必要となります。

カイリー フライトラップ 3 EPのアウトソールをレビュー!

アウトソールもミッドソールに引き続き変更点はありません。
バッシュでお馴染みのヘリンボーンパターン、ピボットパターンなど、予想外の動きを繰り出すカイリー向けに刻まれたアウトソールは一級品です。
XDRであろうがなかろうが、高いグリップ力をコート上で発揮します。

補足ですが、XDRかそうでないかは商品名と見た目からある程度判断することが可能です。
1、EPと商品名に付くモデルは硬いラバーを採用することが多い
2、EPであろうがなかろうがクリアなトランスルーセント素材だとXDRではないことが多い
曖昧ではありますが、これまでの経験から上記判断基準は高い確率で的中しています。
もちろん、安心安全なのはタグの有無で実際に確認する、ナイキカスタマーサービスへ確認することではあるんですけどね。。。
今後の参考にしてみてはいかがでしょうか?

カイリー フライトラップ 3 EPのサイズ感について

カイリー フライトラップ 2 EP
足の甲がややゆとりのある印象です。
ただ、ヒールに固定感があることを忘れてはいけません。
個人的にフィット感強めなサイズが好みなので、普段EPを使用しているのであれば 0.5小さいサイズを基準にすべきかなと思います。
ヒールのサイズ感との兼ね合いもあるので個人差がかなりでそうではありますけどね。。。
カイリー フライトラップ 3 EP
一般的なEPラストのバッシュと同じと思ってOKです。
特にサイズに関して悩むことはないと思うので、普段EPラスト使用の場合は同じサイズを、グローバルラストを使用しているのであれば0.5大きいサイズを選択するのが妥当だと思います。

カイリー フライトラップ 3 EPの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★☆☆
軽量性:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
グリップ力:★★★☆☆
価格:★★★★☆
THE平均的シューズ!
練習用や初めてのナイキバスケットボールシューズを購入するからであれば購入を公開することはないでしょう!
メインシューズを長持ちさせるためのサブシューズに是非!!

さいごに…

毎日のように練習をする部活生、社会人、尚且つカイリー好きであれば練習用にぜひ使用してほしい一足です!!
本格的にバスケに取り組んでいる方であれば本番用には物足りないと思いますが、練習用には最適です。シューズを長持ちさせるためのサブシューズとして活躍してくれるでしょう!
また、これからバスケを始めようとしている学生の使用も推奨したいです!!
バランスの良い汎用性の高い癖のないシューズなので、カイリー フライトラップ 3 EPを基準に今後ハイレベルのナイキバスケットボールシューズへ移行するのが良いでしょう!
なお、本記事の動画版も合わせて使用頂けると嬉しいです!!
記事では伝わらない細かい部分もイメージしやすいのかなと思います!!
近日中に分解動画、分解記事をUP予定なので、そちらも楽しんで頂けると幸いです。
既に撮影済みなのですが、ヒートガンのおかげで少し上手に分解できています!!
それでは、次回の分解記事でお会いしましょう!!

”なぜ、カイリーはフライトラップなるモデルを展開したのか…”