目次
はじめに…

今回は、ジョーダン パフォーマンス バスケットボールシューズ最新作”エア ジョーダン 36 PF”を徹底レビュー!
本作”エア ジョーダン 36 PF”は…
ジョーダン 34と35から学んだことを
最大限に生かした完成系のジョーダンバッシュ
となっており…
新素材を取り入れた軽量なアッパー
ストロベル製法を取り入れたミッドソール
フルレングス+フォアフットのダブルズームエア
エクリプスプレート 3.0
ヘリンボーンパターンのアウトソール
などなど…
一度では語り尽くせないほど多機能なバッシュとなっています。
細かい機能を確認する前に、まずは”基本情報”から確認していきましょう!!
ジョーダン パフォーマンス バスケットボールシューズとは、バスケットボールの使用が推奨されているジョーダンシューズを指しています。
商品名に付いているPFとは、”パフォーマンス フィット”の略で、前足が広めに作られているモデルを指しています。こちらの記事で詳細を解説しているので、合わせてご確認ください。

エア ジョーダン 36 PFの基本情報

商品名:
エア ジョーダン 36 PF
価格:
メンズ→22,550円(税込)
ジュニア→15,400円(税込)
オススメポジション:
ポジション問わず使用可能 / オールラウンダー
オススメプレースタイル:
プレースタイル問わず使用可能
使用選手:
八村 塁 / カーメロ・アンソニー
ジェイソン・テイタム / ルカ・ドンチッチ
ブラッドリー・ビール
足形(ラスト):
PFラスト(前足が広目)
素材:
アッパー→合成繊維 / 合成皮革 / 合成樹脂
アウトソール→合成底
重量:
メンズ26.5cmで約370g / メンズ29cmで約400g
アウトソール:
XDRソール
※XDRソールとはアウトドアでも使用できる高耐久ラバー
⬆️基本情報と合わせてご確認ください⬆️

エア ジョーダン 36 PFのアッパーをレビュー!
新素材”レノウィーブ”を使用している

エア ジョーダン 36 PFのアッパーには新素材”レノウィーブ”が採用されています。レノウィーブとは、2本の縦糸を横糸の周りに撚る織りのパターンを指し、軽量ながら高い耐久性を誇り、あらゆる形状に適応できる優れた素材となっています。バスケットボールの激しい動きに耐えることのできる高い耐久性を維持しながら、画像の用に光を通すほど大胆に編み込むことができる…視覚と感覚の両方の面で軽量化に成功したと言えるでしょう。このレノウィーブの効果で前作から約30g軽量化できたことが全てを物語っています。
サポートパーツの充実
バッシュお馴染みのサポートパーツもエア ジョーダン 36 PFにはしっかりと搭載されています。画像の赤線部分がサポートパーツとなっており、フィット感(固定感)と耐久性の向上を担っています。前後左右360度全方向からプレーヤーをサポートしてくれる頼もしいパーツが搭載されているとお考えください。ちなみに、履き心地に影響がない塩梅で配置されている印象を私は受けました。
ネオプレン素材を採用したシュータン部分

ウエットスーツなどに使用される”ネオプレン素材”をエア ジョーダン 36 PFのシュータン部分に採用しています。ネオプレン素材は、伸縮性に優れ、肌触りが良く、高い耐久性兼ね備えていることが特徴となっており、シューズの中で最も動きやすく、また、不快感を感じることの多いシュータン部分にネオプレン素材を採用しているのは適任と言い切れるのではないでしょうか。ちなみに、ナイキの代表的なモデル”エア ハラチ”もネオプレン素材を採用しているため、馴染みのあるユーザーも多いはずです。※個人的にネオプレンの履き心地は大好きです。

エア ジョーダン 36 PFのミッドソールをレビュー!
ストロベル製法を採用

エア ジョーダン 36 PFのミッドソールには、ジョーダンパフォーマンスバスケットボールシューズで初めて”ストロベル製法”が採用されています。ストロベル製法とは、中板などの補強パーツを全て取り除いて「直接ミッドソール素材にズーム エアを縫いつける」製法を指し、軽量化を図ると共に、ズーム エアを足裏に近付けることで『ダイレクトにズーム エアの反発性を感じることができる』効果をプレーヤーに提供してくれます。KDシリーズをはじめ、ナイキバッシュでは近年増加しているメジャーな製法となっているので、扱い慣れている方が多いという点も嬉しいポイントではないでしょうか。未体験の方も、ズーム エアの機能はもちろんですが、より地面を感じながら思い描いたプレーを具現化しやすい”ストロベル製法”をジョーダンシリーズに搭載されたこの機会に試してみてほしいです。
ダブルズームエアを採用

エア ジョーダン 36 PFは、フルレングスのズーム エアとフォアフット(前足)に搭載されている小さなズーム エアを組み合わせたダブルズームエアを採用しています。フルレングスのズーム エアの効果で着地箇所問わず高い反発性を提供できることはもちろんですが、フォアフットに小さいズーム エアを重ねて配置することで、前足に軸を置いた攻撃的なプレーの効率を高め、自身のパフォーマンスを今まで以上に底上げしてくれます。ネット上のレビューなどで、ダブルズームエアの部分が「少し突き出ている感じがする」との声が確認できますが、これは仕様となっており『ピストンしやすい構造にすることでクッション性と反発性を高める』効果を生むためとのこと…。この違和感は個人的にはすぐに慣れてしまうものだと思うので、深く気にする必要はないと感じています。ただ、数週間グラつきを感じるなどの違和感を感じた場合は、合わないと判断せざるを得ないかもしれません…。
エクリプスプレート3.0

ジョーダン 34から搭載されている”エクリプスプレート”は本作エア ジョーダン 36 PFにも採用されています。これまでのエクリプスプレートは本作よりも大型でズーム エアと連動することで、「とび箱のロイター板のような効果」を発揮してくれていました。しかし、本作に搭載されている”エクリプスプレート3.0”はこれまでと比較すると小型に形状を変えており、シューズのねじれを防止する耐久性向上のパーツとして生まれ変わっています。画像赤丸部分のサポートラインと連動する形でミッドソールの耐久性向上を担っているパーツとお考えください。

エア ジョーダン 36 PFのアウトソールをレビュー!
定番のヘリンボーンパターンが最強よね

エア ジョーダン 36 PFのアウトソールは、ナイキバッシュ定番のヘリンボーンパターンが採用されています。34、35も形状は少し違えど同じ系統のヘリンボーンパターンが採用されていました。シンプルでありながら効果的な多方向に対応したヘリンボーンパターンは、クリーンなコート、汚れたコート…どこでプレーしても高いグリップ力を発揮してくれます。また、日本国内で販売されているモデルはXDRソールとなっているので、屋外での使用も問題なく行えます。唯一の欠点は、XDRではないアウトソールと比較すると少し硬く、人によっては滑りやすい(主に屋内)と感じてしまうことくらいでしょうか…。

どんな人に向いてるの?

基本情報の項目でも触れていますが…
ポジション問わず使用できるバッシュ
だと私は感じています。
ジョーダンパフォーマンスバッシュ自体”汎用性の高いモデル”となっているので、言わずもがなかもしれませんが、今回は特にフルレングスのズーム エアの効果もあって、動きや軸足に左右されず『一定のパフォーマンスを発揮できる一足に仕上がっている』のではないでしょうか…。
ナイキではディフェンス向けのバッシュが少ないこともあり、ディフェンシブなポジションでプレーする方にとっては、ファストチョイスしてOKなバッシュと言えそうです。

エア ジョーダン 36 PFのサイズ感について

上記が私が感じたエア ジョーダン 36 PFのサイズ感です。
ジョーダパフォーマンスバッシュに馴染みのある方にとってはスタンダードなサイズとなっていますが、その他バッシュを使用している方にとっては”タイト”に感じるのではないでしょうか。
PFという特殊なラストを採用していることも相まって、試着必須のモデルと言えそうです…。
管理人の足形データ
右足
足長:26cm(素足) / 26.5cm(ソックス着用)
足幅:10.1cm(素足) / 10.5cm(ソックス着用)
足囲:25cm(素足) / 25.4cm(ソックス着用)
足首:25cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
左足
足長:25.5cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
足幅:9.9cm(素足) / 10.3cm(ソックス着用)
足囲:24.8cm(素足) / 25.2cm(ソックス着用)
足首:24.5cm(素足) / 25cm(ソックス着用)

エア ジョーダン 36 PFの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★★★
軽量性:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
グリップ力:★★★★☆
柔軟性:★★☆☆☆
安定性:★★★★★
デザイン性:★★★★☆
価格:★★☆☆☆

アッパーとミッドソールのアップデートが影響して”軽量性”と”クッション性”の評価がUP。反発性に関しては、ズームエアの増量はプラスに働いていますが、エクリプスプレートの機能の変更が影響して一定の評価をキープした形となっています。バージョンを増すごとに着実に進化しているジョーダンパフォーマンスバスケットボールシューズ…今後の更なる進化に期待したいです!

さいごに…

以上となります!!
どんなバッシであれ”合う合わない”はあるとは思いますが、本作は特に汎用性の高い万能なバッシュという印象を受けています。
アッパーのアップデートは非の打ち所がありませんし、ミッドソールの流行りへの対応など時代の流れを汲んだアップデートも素晴らしいの一言です。
欲を言えば…
PFラストでXDRではないアウトソールのバージョンをリリースしてほしい
くらいでしょうか…。
各国足形が異なるため、ラストの統一は難しいかもしれませんが、アウトソールの統一はぜひお願いしたいところです…。
何はともあれ、まずは足入れしてみないことには始まりませんよね?
そこで、Nike.comの無料返品制度を活用し、足入れしてみませんか?
下記に関連記事を掲載いたしますので、本記事と合わせて確認してみてください!!

「商品を知ることはパフォーマンス向上に繋がる」…どーも、スポブラでございます!!