目次
はじめに…
1978年ナイキエアを搭載したテイルウインドを皮切りに、ナイキではこれまでに様々なエア(AIR)搭載商品を展開してきました。
今回は、主要の4つのエア(AIR)について書きたいと思います。
ナイキエア(NIKE AIR)とは…
丈夫で柔軟性のある入れ物(バッグ)に空気を入れた物を指します。
モデルによって前、かかと、全体など配置、サイズが異なり、各カテゴリに合った構造になっています。
負荷がかかり収縮することで衝撃を軽減し、元の状態へすぐ戻り次の衝撃に備える…このような性質がナイキエア(NIKE AIR)には備わっているのです。
また、入れ物(バッグ)に空気が入っているナイキエア(NIKE AIR)は、従来の素材と比べるとエア部分は実質空洞のためかなり軽量です。シューズが軽いほど使用者が動く際に失うエネルギー消費を抑えることが可能です。
まとめると…軽く、クッショニングに優れたテクノロジーです。
ライフスタイルシューズであれば、街を快適に歩くこと可能
パフォーマンスシューズであれば、体への負担を軽減しパフォーマンスが向上する。
従来のナイキエア(NIKE AIR)〜1978年
シューズ内側に内蔵されていて、外から確認することができない内蔵型のエア(AIR)です。
エア フォース 1(元バスケットボールシューズ)、エア ハラチ(元ランニングシューズ)、エア ジョーダンシリーズなど現在はライフスタイルシューズに内蔵されていることが多い傾向にあります。
また、モデル、カテゴリに合ったエア(AIR)の配置と割合になっています。
細かい構造、機能面は上部のナイキ エア(NIKE AIR)で確認して下さい。
マックスエア(MAX AIR) 〜1987年
ナイキエア(NIKE AIR)ファミリーの中で随一の衝撃耐性があります。
マックスエア(MAX AIR)は必ずエア(AIR)が見える視認型のデザインになっています。
マックスエア
(MAX AIR)の特徴
ナイキエア(NIKE AIR)とは異なり、エア(AIR)部分を他の素材で覆っていないため体重が乗った時、エア(AIR)が外側へ飛び出す分多くの負荷を軽減します。
着地動作を複数回行うスポーツに最適です。
ズームエア(ZOOM AIR)〜1995年
ズームエア(ZOOM AIR)は薄く軽量で反発性の高いクッショニングを提供し、全速力の動き、速いカットなど敏捷機能を後押しします。
ズームエア
(ZOOM AIR)の特徴
ズームエア(ZOOM AIR)は、反発性があるということが最大の強みです。
エア(AIR)の中に繊維状の素材が無数に配置されていて、体重が乗り地面を蹴り上げたと同時にバネのような働きをします。
この構造が反発を生み、素早い動き、高いジャンプなどを容易に行えるようサポートしてくれます。
豆知識
ズーム(ZOOM)は、拡大するという意味ではなく、車が素早く走り抜ける音を表現しています。
ズーム(ZOOM)=速いというアメリカ人向けのネーミングです。
ズーム(ZOOM)が付くからといってズームエア(ZOOM AIR)が搭載さているわけではないので注意が必要です。
※ズーム フライなどは未搭載
ヴェイパーマックス(VAPOR MAX)〜2017年
ヴェイパーマックス(VAPOR MAX)は、とても軽量で柔軟性のあるナイキエア(NIKE AIR)テクノロジーです。
開発に7年を要し、2017年に販売が開始となっています。
搭載シューズの大半が、ランニングカテゴリに設定されています。
ランニングに最適なナイキエア(NIKE AIR)をとのことで開発され、ランナーの足の動き、プレッシャーマップなどのデータを用い、ランナーのスライドをサポートするためのエア(AIR)の量と配置を正確に特定し、このデザインと形になりました。
コンセプトは、”空気の上を走る”となっていてトランスルーセント(光を通す半透明)のエアソールにしたのは、宙に浮いているように見せるためだとか。。。
このデザインも人気となり、ランニングだけではなく、普段用のシューズとして利用する方もかなりの数いるようです。
さいごに…
ナイキエア(NIKE AIR)は、ナイキの歴史を語る上でも重要なテクノロジーです。
機能面、種類を少しでも知って頂けると嬉しいです。
今回もご覧頂きありがとうございました。
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