目次
はじめに…

今回紹介するナイキシューズは、前回紹介したナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%を快適仕様にアップデートした一足”ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ”です。
簡潔に説明すると…
アッパーのみに改良を加えたテンポネクスト%
う〜ん!簡単ですね!!
ということは、ミッドソール、アウトソールはナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%と同じなので、足裏の感覚をそのままにアッパーを快適仕様に少し手を加えたランニングシューズが”ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ”となります。
ではどのようなアップデート内容なのでしょうか。
キーポイントはフライイーズというワード
そうです!
フライイーズというワードが”ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ”を紐解いていく鍵となります。
フライイーズとは、2012年から開発がスタートし、3年の開発期間を経て2015年に完成した簡易着脱、簡易シューレース(靴紐)調整システムです。足の不自由な方が簡単にシューズを着脱でき、安心して競技に臨めるようにと開発されました。シューレース(靴紐)の開閉が簡単ということを基本とし、ヒール部分が大きく開くタイプや足首部分が広いモデルなどモデルによってデザインが様々で、対応する競技に合わせた仕様になっています。
このフライイーズと呼ばれるシステムがナイキ エア ズーム テンポ ネクスト%のアッパーに施された一足が、”ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ”となっています。
足が不自由の方はもちろんですが、着脱調整動作を簡易的に行えるというのは、快適性を重視する健常者のランナーにとっても魅力的です。
それでは”ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ”をアッパーを中心にレビューしていきましょう!!

フライイーズという商品があるということは知っていましたが、詳しい内容は全く分かりません…。少しでも知識の幅を広げるために勉強したいと思います!

私はフライイーズという言葉さえ知りませんでした…。
この機会に少しでも知ることができれば嬉しいです♪

フライイーズは今後多くのカテゴリで様々なモデルが展開される期待値の高いモデルなんだ!この機会にビシッと学んでいこう!!
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ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズの詳細を確認しよう!

テンポ ネクスト% フライイーズの製品情報
商品名:ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズ
スタイル:CV1889(メンズ)、CZ2853(ウィメンズ)
価格:24,200円(税込)
対象タイム:サブ3〜サブ4
オススメ用途:サブ3、3.5のランナーの練習用、サブ4ランナーのレース用
重量(重さ):メンズ28cmで約315g
オフセット(ドロップ):10mm(前足35mm / ヒール45mm)
シューレースの長さ:内蔵型となっているので測定不可
目安の寿命:約480〜800km
素材→
アッパー:合成繊維、合成樹脂
ミッドソール:ズームX、ナイロン混カーボン、リアクト、ズーム エア
アウトソール:合成底

基本情報は意外と重要なので、要点をしっかり押さえて下さいね!
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テンポ ネクスト% フライイーズのアッパーをレビュー
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズのアッパーは、前足に弾力性に優れたトランスルーセント(光を通すほど薄い素材)のフライニット、ヒールに合成繊維をタイトに編み込んだメッシュ構造を採用しています。
通常版と比べるとアルファフライに採用されているアトムニットに近い風合いとなっているのが特徴的です。
見た目とは裏腹に足触りが良く柔らかい印象を個人的には受けました。
また、前足部分がかなりオープンに編み込まれているので、高い通気性を感じます。
フライイーズという快適性を重視したモデルに恥じない機能面といったところでしょうか。
最も重要な簡易シューレース調整システムファストフィットは、中足部分に内蔵されており、中足部分はやや複雑な構造に見えます。
しかし、履いてみると特に違和感はなく、過度な圧迫感や縫い目や接着面が足に当たるといったことはありませんでした。
この複雑な中足部があって丁度良いフィット感に仕上がっている印象です。

ちなみに、サイズ調整方法は簡単で、足首に近いストラップを引くと締まり、足先に近いストラップを引くと緩みます。
一応説明書が付属しているので、一度確認してみましょう。
アッパー最後に紹介したいポイントは、ヒール部分の素材と構造です。
画像を見ると分かりやすく…
前足から中足部:トランスルーセント(光を通すほど薄い素材)のフライニット素材
ヒール部分:合成繊維をタイトに編み込んだメッシュ構造
前後で素材と編み込み方が異なります。
ヒール部分は、脱ぎ履きがしやすいようかかとが踏める構造とブレないランニングのためのフィット感を上手く両立しなければいけません。
その両立を実現させるために、前足とは異なる合成繊維のメッシュ構造を採用しているというワケです。
また、ヒールには柔軟性の高い合成樹脂パーツを内蔵し、かかとを踏み込んで履いた際に沈み込み、足を完全にシューズないに入れたと同時に元の形に戻るナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズならではの特殊な動きを可能としてくれています。
アッパーについてまとめると、足の不自由な方でもより記録が狙える高い機能性と快適性…そして快適性を重視する健常者のランナーも自然に使用することができる良い意味でオールラウンドに対応できる万能なランニングシューズに仕上がっているのは、このアッパーのこだわり抜いた素材と構造の選択があってのもの。
エンジョイランナーの私としては、楽チンに脱ぎ履きでき足触りが良い快適なアッパーが非常に好印象で、私自身がレベルの高いランナーだったとしてもこの快適性は魅力的だと感じると思います。
私自身、現時点では通常版を選択する理由は特になく100%ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズを購入するでしょう!!
簡易シューレース調整システムファストフィットは意外と脆いことで知られています。過度な力を加えないよう調整の際は細心の注意を払うことをお勧めします。
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テンポ ネクスト% フライイーズのミッドソールをレビュー
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズのミッドソールは通常版と全く同じ素材、構造を採用しています。
ズームX素材:前足から中足にかけて配置されている。反発性と軽量性はナイキのミッドソールフォームの中でトップの機能性。適度なクッション性も兼ね備えているが耐久性が非常に低くたの素材と組み合わせなければフルマラソン4回程度で寿命を全うしてしまう。
リアクト素材:ヒールに厚手に配置されている。クッション性、反発性、軽量性、耐久性の全てを高水準で提供してくれる素材。ズームX素材の低い寿命をサポートしてくれている。
カーボンプレート:ズーム エアの上に内蔵されている素材。今回使用されているプレートはアルファフライとは異なるナイロン混カーボンプレート。純カーボンと比べると反発性は劣ってしまうが柔軟性は優っているのでレベル問わず使いこなすことが可能。
ズーム エア:目に見える形で前足に2つ搭載されている。ナイキ史上最高の反発性をランナーに与えてくれる。今回のようなダブルズーム エアは使いこなすのが難しいと言われているが、アウトソールの形状と相待ってアルファフライよりは扱いやすくなっている。
使いこなすのが難しいアルファフライの練習用として最適な素材の選択と配置と言えるのではないでしょうか。
特に、リアクト素材とナイロン混カーボンプレートが重要で、リアクト素材がヒール着地に対応し寿命を底上げ、ナイロン混カーボンプレートの柔軟性がプレートの上手な使い方と硬いと言う欠点を補ってくれています。
初心者ランナーにとっては硬い印象を受けるかもしれませんが、高い目標を掲げているランナーであれば記録云々ぜひ使用してほしいミッドソールの構造と素材となっています。
なお、アッパーの違いが影響してか通常版と比べると僅かに柔らかい印象を受けました。
おそらく通常版がタイトすぎるサイズ感で使用していたことが影響し、上手く足裏が適正位置に当たっていなかったからでしょう。
サイズ選択を誤ると弊害が生じてしまうということを学べたいい機会になりました!
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テンポ ネクスト% フライイーズのアウトソールをレビュー
ナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズのアウトソールは、ミッドソール同様通常版と同じ構造になっています。
アルファフライと比べると…
✔️前足のラバーの面積が広がった
✔️ズーム エアの形がくっきりと浮き上がるデザインに変更
✔️ヒール部分に前足同様のラバーが配置された
上記3つの項目が変更となっています。
面積が広がり前後にラバーが配置されたことで走法問わず高い安定性を提供し、ズーム エアの形がくっきりと浮き出たデザインにしたことで、アルファフライでは感じにくかったズーム エアの反発がより敏感に感じられるようになりました。
特に、ズーム エアの反発がより敏感に感じられるようになった点が重要で、アルファフライに最適なフォアフット走法を身につけることが可能となりました。
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テンポ ネクスト% フライイーズのサイズ感について

通常版と比べるとゆとりがありフライイーズらしいサイズ感となっています。
いつも使用しているナイキランニングシューズやその他パフォーマンスシューズ(スポーツシューズ)と同じサイズをまずは選択することをオススメします。
しかし、やや足の甲部分が低めかな?と感じたので、甲高の人は0.5cmサイズUPも視野に入れ試着してみて下さい。
なお、30日間返品ポリシー適用のシューズとなっているので、オンラインで購入する場合は、Nike.comを活用しましょう!!
右足
足長:26cm(素足) / 26.5cm(ソックス着用)
足幅:10.1cm(素足) / 10.5cm(ソックス着用)
足囲:25cm(素足) / 25.4cm(ソックス着用)
足首:25cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
左足
足長:25.5cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
足幅:9.9cm(素足) / 10.3cm(ソックス着用)
足囲:24.8cm(素足) / 25.2cm(ソックス着用)
足首:24.5cm(素足) / 25cm(ソックス着用)
※1 ナイキ推奨のサイズ測定方法で測定
※2 足囲は親指の付け根の一番出っ張っているところと小指の付け根の一番出っ張っているところを測定
※3 足首はくるぶしの出っ張りを軸に測定

テンポ ネクスト% フライイーズの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★★☆
反発性:★★★★★
軽量性:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
グリップ力:★★★★☆
柔軟性:★★★☆☆
安定性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
価格:★★☆☆☆

通常版と大きな違いはありません!
しかし、フィット感が低めとなっているので安定性が★1つ少なくなっています。
快適性という項目があれば満点の★★★★★でしょう!!

快適性を重視しているランナーにはたまらない一足ですね!
今回得た知識を踏まえて、まずは通常版とフライイーズの履き比べをしてみたいと思います!!

女性目線で考えると、快適性に優れたフライイーズの方が魅力的だと感じました!
価格が同じなのでまず間違いなくフライイーズを選択すると思います♫
まとめ

いかがでしたでしょうか?
通常版とのと違いは、冒頭で説明した通りアッパーのみとなります。
そのため、どちらを使用するか迷った際は、アッパーの違いをじっくり見比べた上で、自身が求めている機能が多く詰まっている一足を選択しましょうね!
アドバイスするのであれば、快適性を最も重視するランナーであればナイキ エア ズーム テンポ ネクスト% フライイーズを購入するのが間違い無いと思います。
逆に高いフィット感を生かしたスピード重視のランニングをされる方であればが通常版オススメです!!
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「シューズを知ることはパフォーマンス向上に繋がる」…どーも、スポブラでございます!!