目次
はじめに…

ナイキフリーとは、普段鍛えることが難しい足裏を鍛えて記録を向上の後押しをするナイキを代表するテクノロジーであることは有名です。
ナイキランニングカテゴリでは、このナイキフリーテクノロジーを採用しているシューズを2モデル展開しています。
上級者向けのナイキ フリー ラン フライニット 3.0 2020と
今回紹介する初心者から中級者ランナーに向けて展開されているナイキ フリー ラン 5.0 2020の2モデルです。
今回は、ナイキ フリー ラン フライニット 3.0 2020の違いはもちろん、前作のナイキ フリー ラン 5.0との比較を中心にレビュー。
どのような点が前作と異なるのかという点を中心にを紹介し、購入検討中の方を後押ししたいと思っています。
また、ナイキフリーを今回初めて知った方にナイキフリーの良さを少しでも感じて頂けると嬉しい限りでございます!!

ナイキ フリー ラン 5.0 2020の基本情報


前作と異なる素材のアッパーが通気性を向上させている?

手前が新作のナイキ フリー ラン 5.0 2020、奥が前作のナイキ フリー ラン 5.0です。

一発目の画像が外側で、二発目の画像が内側です。
アッパーの素材と構造が大きく異なるのが分かると思います。
新作ナイキ フリー ラン 5.0 2020の素材に関しては、基本素材(画像グレー部分)をナイキお得意のトランスルーセント素材(光を通すほど薄い素材)を採用しています。
前作の合成繊維と人工スエードと比べると、ホールド感は劣ってしまいますが、通気性が抜群で暑い夏場を意識した構造となっているように感じました。
暑い時期に開催予定だった東京オリンピックに重きを置いた構造だったのかなと思われます。
使用してみた感想としても、「通気性がヤバイな!」と履いてすぐに感じるほどで、季節によっては…ですが暑い時期であれば最高だなと肌で感じました。
ちなみに水には相変わらず弱いので、雨の日も走りたい方はシールドモデルを待ちましょう。。。

分解記事で詳細を紹介する予定ではありますが、アッパー全体が実は2層構造になっています。
これは、通気性を確保しつつ、適度なサポート性を提供するための構造ですね。
ただ、2層は2層でも部分ごとに構造が異なります。
足に当たる部分全体(おもて面からは見えない一層目)は部位問わず合成繊維の薄いメッシュ素材が配置されています。
その一層目のメッシュ素材の上に、
グレーの部分はトランスルーセント
ブラックの部分はオープンなスケスケのメッシュ素材(合成繊維)
を配置することでグレーの部分はサポート性を、スケスケのメッシュ素材は熱がこもる足の甲を中心に通気性を確保してくれるイメージです。
快適性を重視した構造を追求したパーツの配置は流石という感じです。
文章で説明するのは難しく、伝わりにくいかもしれないので、後日UP予定の分解記事も合わせてご確認下さい。

次はヒール部分です。
左が新作のナイキ フリー ラン 5.0 2020、右が前作のナイキ フリー ラン 5.0です。
見た目からは分かりにくいのですが、
ナイキ フリー ラン 5.0 2020の方が柔軟で柔らかく
ナイキ フリー ラン 5.0の方がしっかりした作りでやや硬めの作りとなっています。

左の新作ナイキ フリー ラン 5.0 2020には厚手のクッション材(水色部分)が前作と比べると豊富に配置されていることも影響しているのだと思います。
クッション材は厚手ですが、かなり柔らかく少しの力でクシャっと沈み込む感じです。
ヒール部分をまとめると、
新作のナイキ フリー ラン 5.0 2020は、柔軟で柔らかいので良い意味でホールド感が少なく体感をより鍛えられる構造
前作のナイキ フリー ラン 5.0は、しっかりした作りが今作と比べホールド感が高く、力がなくてもブレない走りを可能にする初心者を意識した構造
と言えるのかなと思います。
ただ、如実に大きな差があるわけではないので、深く考えなくてもOKです。
大半の方は気にならないポイントだと思うので、ヒール部分の構造を重視する方以外は、「ふ〜ん!」程度の理解で問題ありません。
補足にはなりますが、新作のナイキ フリー ラン 5.0 2020のヒール部分にはズレた位置に大きめのプルタブ(シューズを履く際に指で掴む部分)が配置されています。
ナイキ フリー ラン フライニット 3.0 2020同様縫い目が当たる可能性があるので、試走の際に塩梅をチェックしましょう。
アッパーの総合評価は、前作よりゆったりとした構造がより足を鍛えてくれ、通気性が抜群に進化したアッパー!です。

ミッドソールとインソールは前作から進化していない!?



いたってシンプルです。
変更は一切ありません。
ミッドソール、インソールは同じ構造を採用しているので、前作と同じ感覚でウォーキング、ジョギング、ランニングを楽しむことが可能となっています。
前作が気に入っている方にとっては朗報
前作が嫌いな方には悲報
ですね。。。
ミッドソール、インソールの総合評価は、変更しない勇気に拍手!です。

一番重要!?アウトソールの構造に変化はあったのか?

左が新作のナイキ フリー ラン 5.0 2020、右が前作のナイキ フリー ラン 5.0です。
もう分かりますよね?
ミッドソール、インソールと同じく変更なしとなっています。
石が詰まっている場所まで同じです。。。笑
これまた足裏の感覚、特に柔軟な走り心地が前作と同じなのは嬉しいポイントではないでしょうか?
ただ、前作の履き心地が大好きな私にとっては嬉しいポイントだと思いますが、前作が嫌いな方にとっては…。
アッパーの変更がプラスに影響していると信じ、一度は履いて欲しいところではあります!!
アウトソールの総合評価は、変更が良しとされることの多い昨今に一石を投じたアウトソール!です。

フリー ラン 5.0 2020の機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★☆☆☆
軽量性:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
デザイン性:★★☆☆☆
グリップ力:★★★☆☆
価格:★★★★☆
アッパーの変更だけなので、大きな評価の変動はありませんが、わずかに軽量性がUPしています!
地味にデザイン性はダウンしていますが、そこは個人差があるのであまり気にしないで下さい!笑
鍛え力(謎の力)と通気性という項目があればプラスに変動していたと思います!!

さいごに…


画像からは分かりにくいかもしれませんが、最後にサイズ感について説明します。
ナイキ フリー ラン 5.0 2020は前作と比べ足首部分が広めとなっています。
恐らく足型自体は変わっていないと思うのですが、アッパーの素材と編み込みの変更が影響した結果なのかなと感じました。
私の場合、履いた感覚ももちろんですが、前作より今作の方が人差し指がすっと足首部分に入ったことで、足首が広くなったと確信した経緯があります。
なので、前作より足首部分にゆとりができたとお考え下さい。
ちなみに、私個人は前作からサイズ変更することなく使用できているので、ランニングに影響すると感じる方は少ないかもしれません。
ただ、足首のサイズ感にこだわりがある方は多いと思うので、共有させて頂きます!!

商品名:ナイキ フリー ラン 5.0 2020
スタイル:CI9921 / CV9305(メンズ)、CJ0270(ウィメンズ)
価格:12,100円(税込)
カテゴリ / 用途:ランニング / MAX10キロまでのウォーキング、ジョギング、ランニング、ダッシュトレーニング
※10キロ以上の長距離での使用は足への負荷を考えるとお勧めできません。
重量:メンズ28cmで約224g
※前作は同じメンズ28cmで約231g
オフセット(ドロップ):6mm(前14mm かかと20mm)
※前作と同じ数値
素材→
アッパー:合成繊維、合成樹脂
アウトソール :合成底