目次
はじめに…

今回紹介するナイキシューズは、ナイキ契約のNBAプレーヤーヤニス・アデトクンボの最新シグネチャーシューズ(ヤニスが実際に使用するシューズ)”ズーム フリーク 2”です。


画像上が前作のズーム フリーク 1、下が今回紹介する最新モデル”ズーム フリーク 2”です。
ズーム フリークシリーズは、画像からも伝わるようにシンプルな見た目が特徴的。
バスケットボールシューズはコート内で目立つ派手さが際立つケースも多く、ズーム フリークシリーズは少し見劣りしてしまいます。
しかし、そのシンプルな見た目とは裏腹にズーム フリークシリーズは見えない部分に真価を発揮する魅力が存分に詰まっているバスケットボールシューズとなっているのです!
✔️シグネチャーシューズで最も安い価格設定
✔️見えない部分のこだわりがスゴイ
✔️アウトソールのグリップ力に定評あり
このように、ズーム フリークシリーズは『経済的』かつ『使用してみて良さを感じる』一風変わったシグネチャーシューズとなっています。
ただ、知識が0(ゼロ)の状態で、実際に使用するのは少し怖いですよね…。
そこで今回は、使用しなくても”ズーム フリーク 2”の良さが伝わるよう、実物用い徹底的にレビューしていきたいと思います!!

待ってました!
ズーム フリーク 2は公式ページにも情報が少なかったので、今回の記事を参考に実際に使用するかを考えたいと思います!!

女性でも使用できるモデルなのか見極めたいと思います♫

お任せあれ!
機能面の詳細を実物画像と共に紹介していくよー!
女性は柔軟性の高さに注目してね♫

まずは使用者のヤニス・アデトクンボを知ろう!

年齢:25歳(2020年8月現在)
身長:211cm
体重:109.8kg
ウイングスパン:221cm
ポジション:スモールフォワード(SF)、パワーフォワード(PF)
出身地:ギリシャ
プレースタイル:大柄ながら爆発的なスピードとパワーで強引に得点することが可能な選手。ボールコントロールも優れており、愛称のGREEK FREAK(奇抜なギリシャ人)も納得の唯一無二のプレースタイル。
身長や体重は難しいかもしれませんが、同じポジション、近しいプレースタイルの場合、シューズの機能を最大限に発揮できる可能性が高まります。
また、「ヤニスのようなプレーがしたい!」という強い思いだけでも使用する価値がありますので、ぜひ前向きに試し履きを検討してみて下さいね!

ズーム フリーク 2の詳細を確認しよう!

商品名:ズーム フリーク 2
スタイル:CK5424(通常版)、DA0907(特別モデル)、CN8574(ジュニアモデル)
価格:14,300円(税込) / 11,000円(税込)
オススメポジション:スモールフォワード(SF)、パワーフォワード(PF)
オススメプレースタイル:大柄ながら爆発的なスピードとパワーで強引に得点可能な選手
足型(ラスト):グローバルラスト(アメリカ人向けの細めのラスト)
素材:
アッパー→合成繊維、天然皮革、合成樹脂
ミッドソール→ファイロン (前作はクシュロン)
アウトソール→合成底(XDRではないクリアなソール)
重量:メンズ27cmで約391g

ズーム フリーク 2のアッパーをレビュー!
アッパーに使用されている素材は、合成繊維のメッシュ素材を主体に、サポート性が必要な中足部分とヒール部分を天然皮革のスエードと合成樹脂を配置しています。
多くのシューズは、サポート性を高めるために硬い合成皮革を採用することが多いのですが、”ズーム フリーク 2”は足への負荷を考えて柔らかい天然皮革、しかもスエード加工(研磨して加工しているので柔らかい)を加えているのが嬉しい気遣いポイントです。
また、メインの合成繊維のメッシュ素材は、一本一本が太くしっかりとしていて、なおかつタイトに編み込んでいるため、非常に耐久性が高いという印象を受けました。
しっかりとしている=硬い、柔軟性がない…と感じがちですが、滑らかで柔らかく足の形に合わせて動いてくれる柔軟性があり、硬いと感じることはないと思います。
もちろん他のシューズ同様足に当たる内側の部分は、表面より滑らかで足ざわりの良い素材(シルクのような)を一言で表すなら、採用しているので、足あたりの面で不安に感じることは決してありません。
素材とその配置も魅力的なシューズなのですが、私が一番気に入っているポイントは『シュータン(ベロ)』です。
一言で表すなら、『滑らかな素材感が気持ちの良い履き心地がもう最高!』ですかね。
足の形に合わせて成型されたシュータンが、足の甲から足首までを絶妙なバランスで包み込む…これはもう実際に履いてみて感じてほしいとしか言えません。
絶妙なバランスというのが重要で、ソフトで快適なのにピッタリ吸い付くブレない感じが堪りません。
足へのストレスがないのにフィット感、ホールド感が低いと感じることがないというのは、本当にスゴイ!さすがシグネチャーシューズといった感じです。
素材の選択と構造も👍
快適性も👍
柔軟性も👍
フィット感も👍
総合的に見ると、足本来の自由な動きを追求したシューズという印象を受けたので、女性のしなやかで柔らかい足にもフィットすると思います。
また、このストレスのない履き心地はケガへの配慮とも言えるのではないでしょうか。
つま先内側に合成樹脂を配置している事も忘れずに!
気持ち内側の方が硬く、足の傾き、正しい足運びをサポートしてくれている!
シューレースは前作同様太めの丸紐で安心感がある!長さは約140cm!

ズーム フリーク 2のミッドソールをレビュー!
前作採用していたクッション性の高い素材クシュロンから反発性が高いファイロンへ素材を変更となっています。また、ズーム エアの位置もヒールから前足に変更されています。
ヒール着地が多いヤニスの動きを考えた前作の配置も、オールラウンドにプレーするヤニスの現在のスタイルを踏まえて、前足で攻撃、ヒールで体全体を保護しつつ、次の動きへスムーズに移行できる素材と構造へアップデートされているイメージが分かりやすいと思います。
ナイキバスケットボール最近流行の素材とズーム エアの配置となっているので、違和感なく使用できるという点も強みかもしれません。
また、外側前面に配置した成型TPUパーツは、今までのシューズでは考えられなかった画期的な構造です。
この小さなパーツの力だけで、前足の動きの幅を広げ、素足に近い自由な足の動きができるようになります。
実際に使用してみても、今までのナイキバスケットボールシューズの中で一番屈曲(曲がる)し、足へのストレスがないように感じます。思い描いたプレーが少しでも繰り出しやすくなっている感じですね。
なお、成型TPUパーツがアッパーにまたがって配置されていることにも意味があります。
両サイドの黒い部分が、サイドステップの際に壁となり、急ブレーキをかけることが可能というわけです。
インソールは強固にフル粘着されています!
取り外してしまうと破損の原因に繋がるので控えて下さい!

ズーム フリーク 2のアウトソールをレビュー!
アウトソールは柔らかいクリア素材を採用しています。
XDRアウトソールではないので、室内で高いグリップ力を発揮してくれるはずです。
セパレート(前後に分かれている)になっている事も注目で、軽量化と柔軟性を向上しています。
また、ドリブルからギャザー(ゼロステップ)に入る時の着地に使う前足の外側、小指近くのソール部分を上にせり上げて補強している点も注目です。
ちなみに、ミッドソール内にはシャンクプレートを内蔵しているので耐久性は問題なしです。
実際に使用した感じグリップ力は全く問題ありませんでした。
個人差はあると思いますが、ズーム エア部分>ヒール>つま先の順でグリップ力が高いイメージです。

ズーム フリーク 2のサイズ感について

グローバルラストを採用しているので、EPやPFラストと比べると、ややタイト目な印象を受けると思います。しかし、個人的には普段使用の28cmでジャストサイズでした!下記に私の足のサイズのデータを記載しますので、サイズ選択の参考にしてみて下さい。また、YouTubeにて投稿している動画内でも、サイズについて語っていますので、合わせてご確認下さい!!
右足
足長:26cm(素足) / 26.5cm(ソックス着用)
足幅:10.1cm(素足) / 10.5cm(ソックス着用)
足囲:25cm(素足) / 25.4cm(ソックス着用
左足
足長:25.5cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
足幅:9.9cm(素足) / 10.3cm(ソックス着用)
足囲:24.8cm(素足) / 25.2cm(ソックス着用)
※1 ナイキ推奨のサイズ測定方法で測定
※2 足囲は親指の付け根の一番出っ張っているところと小指の付け根の一番出っ張っているところを測定

ズーム フリーク 2の機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★★☆
軽量性:★★★★☆
耐久性:★★★☆☆
グリップ力:★★★★☆
柔軟性:★★★★★
安定性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
価格:★★★★★

そこまで大きな期待をしていなかったので、履いた時のギャップに驚きました!
突出した素材を使用していないにもかかわらずこの評価は、構造の巧みさと言えます!

この評価を見ただけでも試したくなってしまいますね!
LOWカットシューズを使っている僕は今すぐにでも購入して試してみたいです!!

柔軟性が高いのが女性としては魅力的です!
まずは、Nike.comの返品制度を使ってテスト使用してみたいと思います!

まとめ

個人的には非の打ち所がないバスケットボールシューズだと感じました!
LOWカットタイプのシューズを好んで使用している方であれば、物は試し…一度はコート内で実際に使用してほしいと思います!!
懸念点をしいてあげるとするならば、グローバルラストのみの展開であるということくらいでしょうか。あとはMIDカット以上が好きな方にとっては安定性が物足りないと感じる可能性があるくらいかなと思います。
冒頭でもお伝えした通り、シグネチャー(ヤニスが実際に使用するシューズ)モデルでこの価格、このハイスペックは、合う合わないは無視したとしていろんな意味で『過去最強!』だと思います。
記事だけでは伝わらない部分もあると思うので、YouTubeの動画とのNike.comの返品制度も合わせて活用し、自身に適しているのかを見極めて下さい!!

「シューズを知ることはパフォーマンス向上に繋がる」…どーも、スポブラでございます!!