目次
はじめに…

今回紹介するナイキ(Nike)シューズは、2020年7月に登場したばかりのNEWテニスシューズ”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”です。
攻撃的なプレーヤーに向けて展開されているハードコート対応の一足を徹底的にレビューしていきたいと思います。

ナイキテニスシューズの情報は、レビューを含めてかなり少ないので非常に楽しみです!

同じく楽しみです♫
私のプレー環境やスタイルと合わせて確認させて頂きますね!

期待に応えられるよう頑張ってレビューしていきます!
今回紹介する”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”の重要ポイントを下記で紹介するので、内容を確認する前にチェックして下さいね!!
✔️ダイナミックフィットテクノロジー搭載のアッパー
✔️フルレングスズームエアが搭載されているミッドソール
✔️360度全方向に対応しているバランスのとれたアウトソール
特にアッパーとミッドソールは、これまでのナイキテニスシューズにはない革新的な構造となっているので、要チェック必須となっています!!
ちなみに、対応コートはハードコートとなっているため、環境がマッチしない方にとっては非常に歯がゆい記事となってはしまいますが、ナイキテニスシューズの未来を想像するだけでも楽しめる内容となっているので、少しでも気になった方は、最後までご覧頂けると嬉しいです😃✨
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まずは使用している選手を紹介!

✔️年齢: 1998年1月20日生まれの22歳(2020年8月現在)
✔️身長:188cm
✔️体重:86kg
✔️利き手:右
✔️バックハンド:両手打ち
✔️出身地:アメリカ合衆国
✔️プレースタイル:攻撃的なベースラインプレーヤー
実は、ナイキコート エア ズーム GP ターボは、攻撃的なベースラインプレーヤーのフランシス・ティアフォ選手を参考に作られたシューズとなっています。
そのため、フランシス・ティアフォ選手に近い体格、プレースタイルであればあるほどシューズの機能を発揮することが可能です。
身長や体重は難しいかもしれませんが、近しいプレースタイルであれば該当する人は多いかもしれません。
機会があれば、フランシス・ティアフォ選手のプレー動画と自身のプレースタイルを照らし合わせてみて下さい!!

ナイキコート エア ズーム GP ターボの詳細を確認しよう!

エア ズーム GP ターボの製品情報
スタイル:CK7513(メンズ)、CK7580(ウィメンズ)
価格:15,400円(税込)
対応コート:ハードコート
オススメプレースタイル:攻撃的なベースラインプレーヤー
シューレースの長さ:メンズ28cmで約110cm
素材:
アッパー→合成樹脂、ゴム
アウトソール →ゴム底
重量:メンズ28cmで約457g

エア ズーム GP ターボのアッパーをレビュー!
”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”のアッパーに使用されているメイン素材は、トランスルーセント(光を通すほど薄い)と呼ばれる最近のナイキが得意としている流行素材を採用しています。
トランスルーセント素材は、軽量で抜群の通気性を兼ね備えた機能性重視の素材となっています。
形状維持能力にも優れているので、衝撃が最も加わるスポーツと言っても過言ではないテニスシューズに最適の素材ではないでしょうか。
メイン素材もさることながら、アッパーには様々なパーツや加工が施されています。
まずは、つま先部分です。
つま先部分内側には、その他カテゴリのシューズでは珍しいラバー(ゴム)が配置されています。
これは、耐久性UPのための工夫です。
かなり広範囲に配置されているので、プレー中に加わる、いかなる衝撃から身体とシューズを守ってくれます。

以前数多く展開されていたフライニット(FLYKNIT)素材を用いらテニスシューズは、つま先のキワ部分の破損の報告が多く、耐久性にガッカリされた方も多いのではないでしょうか?
この低い耐久性が、本作ではしっかりと改善されているので、今までナイキテニスシューズにネガティブな印象を持っていた方も安心して使用できると思います。
次は、足首部分とヒール部分を見ていきましょう。
足首部分は、非常に厚手で足をしっかりと固定してくれる『THE ナイキテニスシューズ』といった感じです。
厚さは馴染み深いのですが、せり上がった形状を採用しているのが新しく、これは、ナイキランニングシューズから着想を得た構造で、正しい足運びが行えるようサポートしてくれます。

ちなみに、商品名にターボと付くのはこのランニングシューズから着想を得たことに由来しています。
※上の画像がターボの由来となったペガサス ターボというランニングシューズです
また、ヒール部分サイドの黒い素材に青い塗料を吹きかけているようなデザインの箇所は、薄い合成樹脂でコーティングされていて、足首部分の適度な自由度と固定感を演出してくれています。
シューレース(靴紐)周りのオーバーレイと呼ばれるシューレースを通すパーツが他のシューズと比べると無駄のない設計になっています。これは、最も熱が加わると言われている足の甲部分の通気性を考えた工夫で、テニスというスポーツがどれだけ過酷なスポーツであるかを物語っている構造と言えます。
ここまで紹介したパーツや構造だけでも十分高機能と言えるのですが、まだ見えない部分に隠された工夫が施されています。
その隠れたパーツというのが、中足部分に内蔵されているダイナミックフィットテクノロジーです。

少し古い画像なので粗めとなってはいますが…このような構造をダイナミックフィットテクノロジーと呼んでいます。
簡単に言うと、足裏の土踏まず部分から両サイドにかけて手でグッと固定している感じです。
中足部分の固定感は、ブレないプレーを繰り出すには必須となっているので、この安定感の高いダイナミックフィットテクノロジーの採用は最適と言えるでしょう。
シュータン(ベロ)の部分は従来のシューズ同様の一般的な構造です。
しかし、上部に溝が刻まれているのが他のシュータンとの差です。
個々の足の形に合わせてフィットしてくれるので、今までにない快適な履き心地を感じると思います。

エア ズーム GP ターボのミッドソールをレビュー!
”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”のミッドソールの公式な素材情報は確認できませんでしたが、過去の傾向と触った印象、経験から判断すると『ファイロン素材』ではないかと思われます。
ファイロン素材は、ナイキテニスシューズにも多く採用される素材で、反発性が高く軽量で適度なクッション性を兼ね備えた素材です。
テニスと同様に激しい動きを連続で行うバスケットボールシューズにも多く採用される素材なので、機能面に信頼があると言って問題ないでしょう。
この『ファイロン素材』が前足の厚い部分で2.5cm、ヒールの厚い部分で3cmの厚さで配置されています。
しかし、この厚さ全てが足裏を守ってくれるわけではありません。
これは決してネガティブなことではなく、約5mm〜1cm程度サイドにせり上がった形で配置されています。
これをサイドウォールと呼び壁の役割を果たしてくれます。
サイドへの動きを行う際にサイドウォールがあるで、グッとブレーキをかける後押しをしてくれるイメージです。
これまた激しい動きを連続で行う必要があるバスケットボールシューズにも採用されている構造なので、人によっては馴染み深いかもしれません。
サイドウォールの効果は絶大で、疲労感が溜まってきた後半で特に効果を発揮してくれます。
次に、ミッドソールで最も重要なパーツ『内蔵されているフルレングスのズーム エア』について紹介します。

画像の手前に見えているのが、内蔵されているフルレングスのズーム エア』です。
※別シューズに内蔵されていてズーム エアです
ズーム エアとは、画像のようなパック状の入れ物に空気と繊維状の素材を無数に配置することで、パワーが加わり脱力する瞬間にバネに近い効果で反発し、高い反発性をもたらしてくれます。
高く飛び、左右に素早く動くことを後押ししてくれるとイメージするのが分かりやすいと思います。
このズーム エアがフルレングス(足裏全体)に配置されているのが、”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”の凄いところです。
多くのシューズは、前足やヒール部分のみと配置場所が限られています。
前足に配置されている場合は、前足に軸軸を置いた動きに対応し、ヒールに配置されている場合は、ヒールに軸を置いた動きに対応してくれます。
しかし、このフルレングスのズーム エアはどこを軸足にしても、どこから着地しても高い反発性を無駄なく得ることが可能なのです。
プレーの癖や動きに縛られず反応してくれるのは、非常に嬉しいポイントです。
合う合わないはもちろんあるとは思いますが、”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”は、他のシューズと比べると多くの人がしっくりくる汎用性の高いシューズとなっています。
フルレングスのズーム エアが配置されていることも凄いことですが、アッパーに直接縫い付けられていると言う点も見逃してはいけないポイントです。通常ストロベルと呼ばれる中板が配置されているのですが、これを省いたことで、ダイレクトにズーム エアの反発性を感じることが可能となっています。
※ストロベルはありませんが中板代わりの薄く柔らかい綿素材がインソール下に配置されています(画像参照)

エア ズーム GP ターボのアウトソールをレビュー!
”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”のアウトソールの注目ポイントは3つです。
1つ目は、ノンマーキングアウトソールとなっているということ。
※画像のシールを参照
ノンマーキングアウトソールとは、コートに色がうつらない素材、製法となっていると言う証です。
コートによっては、ノーマーキングを推奨している可能性もあるので、その点は安心してOKです。
ハードコートであれば、問題なく使用可能と言えるでしょう。
2つ目は、機能には関係ない部分にはなりますが、前足の溝と中足部分の円形部分からズーム エアが確認できる点です。
視認型と呼ばれるデザインで、ズーム エアがしっかり内蔵されていることを自身の目で確認できるので、視覚から反発性をイメージすることができ、見えない力が後押ししてくれるとかしないとか…。
3つ目は、前足とヒール部分に配置されている深い溝です。
これは、可動域を広げることで足本来の動きができるよう工夫した、柔軟性をUPさせる構造です。
特に左右の動きに強く、サイドステップを多く踏むプレーヤーに重宝されます。
1、ハードコートに対応したアウトソールなので、それ以外のコートでの使用は控えましょう。
2、360度に対応したヘリンボーンパターン(ニシンの骨に似た)を採用しています。
上級者の方の意見を伺う限り、高いグリップ力を発揮してくれていると言う印象を受けました。

エア ズーム GP ターボのサイズ感について

やや先細りの構造とつま先内側に広範囲で配置されているラバーのサポートパーツが影響して、かなりタイトな印象を受けました。
普段、ナイキランニングシューズやバスケットボールシューズのほとんどを28cmで使用している私(タイト好き)ですが、0.5cmサイズUPして丁度良いと感じました。
人によっては、足幅の影響で1cmサイズUPも視野に入れないといけないと思うので、Nike.comの返品を用いた試し履きや店頭での試着をお勧めします。
右足
足長:26cm(素足) / 26.5cm(ソックス着用)
足幅:10.1cm(素足) / 10.5cm(ソックス着用)
足囲:25cm(素足) / 25.4cm(ソックス着用)
足首:25cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
左足
足長:25.5cm(素足) / 26cm(ソックス着用)
足幅:9.9cm(素足) / 10.3cm(ソックス着用)
足囲:24.8cm(素足) / 25.2cm(ソックス着用)
足首:24.5cm(素足) / 25cm(ソックス着用)
※1 ナイキ推奨のサイズ測定方法で測定
※2 足囲は親指の付け根の一番出っ張っているところと小指の付け根の一番出っ張っているところを測定
※3 足首はくるぶしの出っ張りを軸に測定

エア ズーム GP ターボの機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★★☆
軽量性:★★☆☆☆
耐久性:★★★★☆
グリップ力:★★★★☆
柔軟性:★★★☆☆
安定性:★★★★☆
デザイン性:★★★★☆
価格:★★★☆☆

軽量性を除いてかなり高い水準のステータスとなっています!
女性が好む柔軟性は期待薄かもしれませんが、その多機能は驚くほど高いと思うので、性別問わず活躍するテニスシューズと言えます!!

アッパーに搭載されているダイナミックフィットとフルレングスのズーム エアが非常に興味深いと感じました!!一回使用してみたい!!

柔軟性を度外視しても豊富な機能が搭載されている”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”は使用する価値があると感じました!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
”ナイキコート エア ズーム GP ターボ”は、これまでのナイキテニスシューズにはないパーツや構造、素材を採用しているので、特にナイキテニスシューズにネガティブな印象を持っている人ほど使用してほしい一足となっていおります!!
合う合わないは絶対にあることなので、言い切ることはできませんが、是非前向きな使用の検討をお願いしたいところです!!
ちなみに、Nike.comで購入の場合は、使用後でも出荷日より30日以内であれば無料で返品が可能となっているので、サイズを確かめるという理由でも構いません、購入するのであればNike.comwを上手に活用して下さい!!
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「シューズを知ることはパフォーマンス向上に繋がる」…どーも、スポブラでございます!!