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「雲の上を歩いているような不思議な感覚」と評判の”PG 4”を徹底的にレビューしてみた!



はじめに…

見た目、機能の両面で大幅なアップデートを遂げたポール・ジョージのシグネチャーシューズ”PG 4“。

別のシューズと言ってももはや過言ではないPG 4は、全ての面でアップデートされた一足。

PG 4を開発する上での基本的な考えは、「シューズがコート上でどのように機能するかを優先する」といったシンプルな考えでした。

ポールは、川の水が石の間を通り抜けるような自然な動き流れるような無駄のないスピーディーなプレーを自然と行います。

そのプレーをシューズでどこまで底上げできるかが重要なポイントとなりました。

そんな考えを踏まえて、大まかにピックアップした下記アップデート内容を確認してみましょう。

アッパー:アダプト BBを彷彿とさせるシュラウド(覆うもの)が配置された2重構造

ミッドソール:ファイロン+フルレングス(足全体)のナイキ エアを配置した近年では珍しい構造

アウトソール:PGらしい月のクレーターをイメージした前作を継承した円形のパターン+周りをクリアなトランスルーセント素材で囲った独特の構造

などなど、目新しさ満載の、現在のポール・ジョージが求めている機能が詰まった一足に仕上がっています。

今回は、PG 4細かい機能構造についてを徹底レビューしていきます!!

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PG 4の詳細について

商品名PG 4

スタイル:CD5082(EPラスト)、CD5079(グローバルラスト)

価格:14,300円(税抜)

オススメポジション/プレースタイル:SF(スモールフォワード)、SG(シューティングガード) / 攻守で目立てる万能選手

足形(ラスト):EP、グローバルラスト2モデル存在
※現時点で国内で購入できるのはEPラストのみ(後にBY YOUでグローバルラスト購入可能になると思われる)

アウトソール:XDRではないアウトソール

重量:メンズ28cmで約400g

素材
アッパー→合成繊維、合成皮革、合成樹脂
ミッドソール→ファイロン
アウトソール→ゴム底

サイズ感:シュータン一体型、足全体を覆うジッパー付きのメッシュのオーバーレイが影響しタイト目な印象です。他のレビューを見ると足の甲部分が想像よりゆとりを感じるとの意見もあったので、一概には言えませんが、タイトなシューズであるという認識は変えなくてもいいのかなと思います。同じラストのモデルを選択した場合は0.5cmサイズアップを基準にまずは足入れのお試しをオススメします。

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ポール・ジョージについて

身長:206cm
体重:100.2kg
ウイングスパン(手を広げたときの長さ):211cm
ポジション:スウィングマン
※SF(スモールフォワード) / SG(シューティングガード)をこなす万能選手。高さや運動能力でディフェンスのミスマッチを生み出すことが可能と言われている。
所属チーム:2020年1月現在、ロサンゼルスクリッパーズに所属。プライベートでは、釣りやTVゲーム(NBA2K17)をこよなく愛し、趣味への情熱も忘れない、バスケのみならずプライベートもスイングマンとして活躍するポール・ジョージ。プレースタイルは、オフェンス、ディフェンスを共にハイレベルでこなすオールラウンダータイプ。

シューズに対してのこだわりは、

①、フィット感
②、ソックスに近い足と一体となるシューズ

とのこと。

今作は、上記希望を加味しつつ、ポールが常に足の感覚を失わず予想外な動きにも対応した一足となっています。

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シュラウドで覆われたアッパー

まず、注目すべき点と言いましょうか、注目せざるを得ない部分が、チャック付きシュラウドで覆われているアッパーです。

左右非対称の編み込みが見た目のインパクトを印象付けますが、機能面も一品足全体のホールド感を向上させ、常に安定感のある動きが可能となります。

ただ、固定させるのではなく、ある程度の柔軟性を兼ねえているので、個々様々な足の形動きにアジャストすると思います。

AIR FLIGHT 98(エアフライト98)

また、この見た目は、AIR FLIGHT 98(エアフライト98)から着想を得たとか。

ちなみに、シュラウド内側には一般的なシューズ同様のシューレースが配置されています。

構造が少し特殊で、シュラウドのサイド部分から外へ出し、通常同様に結びます。

アッパー外側を見ると分かると思いますが、太さが異なる2種類のバンドとシューレースは連動しており、かなり細かいカスタマイズを可能にしてくれます。

タイト目、ゆったり目、好みに合わせたベストなサイズ調整をすることで、安心快適にプレーすることができるでしょう。

細かい部分とはなりますが、シュラウドサイド(外側)に合成皮革の補強パーツを配置しています。

破損を防止し、フィット感の向上にも繋がっているパーツですので、お忘れなくお願いします。

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アッパーはシュラウド以外の部分も力を入れています!

シュラウド内側のアッパーに配置されているシュータンは、アッパー一体型を採用しています。

この構造により、シューズと足がより密に一体化し、不規則激しい動きなどを安定して繰り出せるほか、足の感覚が研ぎ澄まされしなやかで細かい自身が思い描いた動きを繰り出す後押しをしてくれます。

また、ヒール部分(足に当たる内側)が、アキレス腱にピタッとフィットするよう型取りされています。

足が浮くことを防止してくれる構造です。

なお、かなり厚手なヒール部分ですが、適度に柔軟でクッション性があり、快適にプレーできるよう工夫されています。

PG 4は、LOWカットタイプのシューズになるので、足首の柔軟性が抜群であることも忘れないでおきましょう。

可動域が高く相手を翻弄する不規則な動きを中心に、他の選手との違いを見せつけられるポイントとなるはずです。

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ストロベル製法で縫い付けられたフルレングスのナイキエア

まず、メイン素材はナイキバスケットボールシューズでお馴染みのファイロン素材を採用しています。

ファイロンの特徴は、軽量反発性に優れていることが特徴です。

バスケットボールシューズが求めている、軽量性と反発性を兼ね備えた理にかなった素材なので、今後も長きにわたってナイキバスケットボールシューズに用いられると思います。

ミッドソール最大の注目ポイントは、ストロベル製法でアッパーに直接縫い付けられているナイキ エアです。

フルレングス(足全体)に配置されているナイキ エアは、通常ミッドソールに同じ形の穴を開けはめ込む、または埋め込むのが一般的です。

上記一般的な構造のメリットは、もちろんクッション性が必要な理にかなった箇所に配置されているとは思いますが、コストカット歴史(過去のモデルを引き継いだ結果の構造)的な側面もあるのかなと個人的には思っています。

しかし、PG 4は、コストと歴史を度外視したナイキ エア直接アッパーに縫い付けたストロベル製法を採用。

この製法は、同じバスケットボールシューズのKD 12に採用されていたため、ご存じの方も多いかもしれませんが、ダイレクトにエアを感じることができる画期的な製法です。

画像を見るのが一番だと思うので分解図を紹介します。

インソール→ナイキ エア→ファイロン→アウトソール

となっており、これまでのシューズと比べるとナイキ エアが断然足に近い位置に配置されているのが分かると思います。

クッション性を向上させることで長いシーズンを戦い抜けるように…

足裏に近いエアが足裏の感覚を敏感にし思い描いたプレーを即座に繰り出せるように…

とのポールの想いを反映させた、理想の構造なのかもしれません。

また、フルレングスのナイキ エアは、アウトソールと同じパターンになるように加工されているとのこと。

即座に身体が反応しても対応できる違和感のない使用感無駄のない軽量なデザインを考慮しての加工となっています。

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円形+トランスルーセントのアウトソールパターン

PGシリーズでお馴染みの月面のクレーターから着想を得た円形のパターン前後を中心にラインを追加し複雑なパターンを採用しています。

スピードが増しつつあるバスケット界に対応できるよう、グリップ力を強化した結果の構造です。

また、アウトソール外側には、クリア柔らかいトランスルーセント素材を配置し、動き出しなどの瞬間的なスピードに対応するグリップ力をもたらしてくれます

攻守に活躍するポールは、相手の動きに合せて対応することも必要です。

ポジション、プレースタイルを加味したアウトソールパターンが、実際にコート上でどう反応するか試したくなるような構造です。

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機能面を評価してみた!

クッション性:★★★★☆
反発性:★★☆☆☆
軽量性:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
デザイン性:★★★☆☆
グリップ力:★★★★☆
価格:★★★★☆

クッション性とグリップ力は抜群です!価格も機能以上なので高評価!ナイキ エアの使用感をどう感じるかが使いこなせるか否かの鍵になるでしょう。足裏が敏感な方には最適かも?

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さいごに…

ズーム エアエアズームターボバトルマックスリアクトなど反発重視のこの時代に、あえてフルレングスのナイキ エアを配置するあたり、どこか不気味で唯一無二な感じが堪らないシューズだなと個人的に感じました。

足の感覚を大切にしつつ、激しい動きから体をフォローするという考えは、長いシーズンを戦い抜く上で面白い試みです。

実際に使用してみなければ分からない部分がかなり多いシューズではありますが、ワクワクする構造であるのは間違いありません

また、フルレングスのナイキ エアストロベル製法で縫い付け、ほぼダイレクトにナイキ エアを感じるこの試みはKD 12の構造に通じるものがありワクワクが止まらない仕様だと思います。

よくよく考えると、「他のシューズのいいとこどりじゃん。」と思う方もいるかもしれませんが、百聞は一見にしかず、シューズの開発にまで貪欲なポール・ジョージの思いを実際に使用した上で感じてみて下さい!!

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