目次
はじめに…

2019年12月3日にEKIDEN PACK(駅伝パック)とコレクション化されて販売されたナイキ ズーム ライバル フライ 2。
ライバル6の後継モデルとして展開されたライバルフライシリーズの最新バージョンとして堂々のデビューを飾っています。
しかし、見た目含め前作との違いが?だらけなシューズとして、ランナー達を迷わせている困ったシューズでもあります。
との思い込みで購入した方も非常に多いと思いますので、実物を交え、履いた時の感想を含めたレビューをさせて頂きます!!
特に部活生にオススメのランニングシューズとなっているので、学生の皆様に是非読んでほしい内容となっています!!
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ナイキ ズーム ライバル フライ 2基本情報

スタイル:CJ0710、CD4574(メンズレギュラー)、CW1362(メンズワイド) CN6881、CJ0509(ウィメンズレギュラー)
価格:10,450円
対象ランナー:毎日ランニングに取り組む人、部活生、スピードトレーニングに励んでいる人
重量:メンズ28cmで約228g(前作は同サイズで約233g)
オフセット(ドロップ):7.7mm (前足部12mm、ヒール19.7mm)
素材:
アッパー→合成繊維(エンジニアードメッシュ)、合成樹脂
ミッドソール→クシュロン、ズームエア
アウトソール→ゴム底

ライバル フライ 2のアッパーをレビュー

前作同様エンジニアードメッシュ(フライメッシュ)と呼ばれる高級メッシュを採用しています。
エンジニアードメッシュとは、1本の糸で自由な編み込みが出来ることが特徴的で、通気性やゆとりが必要な箇所をオープンに、耐久性やフィット感が必要な箇所をタイトに編み込む事が可能となっています。
また、1本の糸で編み込んでいるので、非常に軽量でありながら、強度の高い糸となっているので耐久性も抜かりがありません。

シューレース周りのシューホールには、薄い薄い合成樹脂を配置。
前作より軽量となった所以は、この部分が大きく影響していると思います。

シュータンは、左右非対称のV字型からいU字型へ変更。足首部分への当たりが良く、快適にランニングに取り組むことを可能にしてくれます。
また、前作シュータン上部にクッション材が内蔵されていたのですが、今回はその部分を省いています。
圧迫感を軽減し、前作で圧迫感が強かった足の甲のフィット感を自然なフィット感へと改善。
裸足に近い快適な走り心地を提供してくれます。

細かい部分にはなりますが、ヒール部分をせり上がりを抑えた形状へ変更されています。
足首の厚さもやや薄く変更されているので、圧迫感がないのにフィット感が良い走行中の快適性を重視したアップデートが施されています。

更に細かい部分にはなりますが、ヒール部分の合成樹脂補強パーツが強化されています。
反対の足で踏んでしまう、蹴ってしまうことが多々ある方であればこの補強は嬉しいポイントだと思います。
また、僅かですがフィット感の向上に一役買っている印象を受けました。
アッパー部分最後の項目になりますが、今回試着して一番快適に感じたのは、アッパー全体の足当たりです。
前作はややゴワゴワした硬めの印象を受けましたが、ナイキ ズーム ライバル フライ 2は新品時から非常に柔らかい足当たりで、想像以上にソフトな履き心地を感じました。
いや、本当にかなり快適です。ソックスを履いているので足で感じるより、手で揉み込こむように触ると、よりソフトは素材感を感じる事が出来ると思います。
なので、試着前にアッパー全体を外内から触ってみて下さい。私だけかもしれないので怖いのですが、一度上記を念頭において触ってみることをオススメします。

ライバル フライ 2のミッドソールをレビュー

前作同様の素材、形状、構造となっています。
クッションが語源となっている柔らかいクシュロン素材を厚手に配置。
前足分に配置された反発性を提供してくれるズームエアと相まって、適度な反発性とクッション性を提供してくれます。

厚手にはなりますが、正直なところリアクト系のシューズやネクスト%と比べると反発性とクッション性は劣ってしまいます。
しかし、「この価格にしては!!」申し分ないと思います。
また、前作と比べるとかなり足の動きと地面を感じる事が出来ました。
インソールも同じなので?だったのですが、分解したらが解けました。
その内容は次回の記事で紹介するので、ご期待下さい!!
ちなみに、前足に配置されたズーム エアはフォアフット寄りのスピード感のある走りに最適です。
フォアフットを意識して前足を軸に走ることで、シューズの機能を最大限に高めることが可能です。

なお、インソールは着脱可能(粘着無し)かつ、前作と同じ構造と形状です。

ライバル フライ 2のアウトソールをレビュー

こちらもミッドソール同様、前作同様の素材、形状、構造となっています。
広範囲にラバーを配置した耐久性重視のアウトソールに仕上がっています。
ラバーが広範囲ということは、柔軟性を少なからず劣ってしまいます。
しかし、前足とヒールに深めの切れ込みを入れることで解消しています。
ラバーが少ないシューズと比べると柔軟性は劣ってしまいますが、万人が納得するある程度の柔軟性を兼ね備えていると思います。
また、どこから足を着いたとしてもグリップ力が発揮するようにとの思いも込められている配置なので、その点も念頭に入れておきましょう。

前作との違い

アッパーの柔らかさ
→快適な足当たりとストレスのない走りをサポート
メッシュのパターン
→足全体が均一の通気性とフィット感を感じる
シューホール周りの合成樹脂の薄さ
→軽量化に成功
シュータンの形状
→快適性の向上と圧迫感の軽減
ヒールの形状
→よりヒールにフィットし圧迫感を軽減
重量
→全ての要素が重なって片足約5g、両足で約10g軽量化に成功

ライバル フライ 2の機能面を評価してみた!

クッション性:★★★☆☆
反発性:★★★☆☆
軽量性:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
デザイン性:★★★★☆
グリップ力:★★★☆☆
価格:★★★★☆
この価格でこの機能性は高評価です!前作からのアップデートも加味すると、部活性、社会人問わず毎日ランニングに励む方のファーストチョイスになるランニングシューズだと思います!!

さいごに…

今時点で1を使用する理由なし!!
と声を大にしてお伝えできる完成度の高い素晴らしいランニングシューズとなっています。
価格の面でも優秀ですし、色んな意味で部活生に愛用してほしい…そんなランニングシューズではないでしょうか?
なお、YouTubeにてレビュー動画を公開しているので、合わせてご確認の上、購入を前向きに検討して欲しいと思います!!

バージョンアップだから良くなっているはず!