はじめに…
今回から、スポーツブランド攻略BLOGでもシューズの分解記事をUPしていきます。
分解したことで分かる機能や構造の変化などを中心に紹介できればと思います。
これはナイキの技術を暴くのではなく、あくまで皆様が購入する上で参考になる情報を発信したいとの思い出実施していることをご理解頂けると嬉しいです。
今までフワッとしていた感覚的な部分が、「なるほど!内部がこうなってたから柔らかく感じたんだ!!」と具体的に説明していきます。
今回紹介する”ナイキ ズーム ライバル フライ 2“と前作との大きな違いもこの分解で気付けたポイントなので、皆様に伝わるように紹介していければと思います!
https://スポーツブランド.com/archives/nikesize.html
アッパーの分解
まずはアッパーを切り離し分解。
使用したのはカッターオンリーです。
縫い糸を丁寧に一つ一つ外す予定でしたが、細かく強度な縫い付けだったのでカッターでぶった切りました。。。
何気なく見ていて知っているつもりだったアッパーも、実はかなり強度が高く「ランニングの負荷に耐えうる構造だな!」と分解の難しさで気付けたのは非常にプラスで、分解しないと感じることができない要素だなと感じました。
切り離したアッパー達です。
ちなみに、左がナイキ ズーム ライバル フライ 1、右がナイキ ズーム ライバル フライ 2です。
画像からは伝わらないかもしれませんが、柔らかさがかなり違います。
ナイキ ズーム ライバル フライ 1は硬くゴワゴワした触り心地
ナイキ ズーム ライバル フライ 2は非常に柔らかくソフトな触り心地
ソックスを履いた足では伝わりにくいかもしれませんが、手で揉み込むとかなり差があることが分かると思います。
購入前に比べることができるのであれば、実際に触って感じて欲しいポイントです。
アッパー裏地です。
もちろん裏地も柔らかさ、ソフトさが大きく異なります。
サポート性とシュータン結合部を設けるために二重構造になっているなど、基本構造は同じです。
縫い付けプラス接着剤を用いた接合方法となっております。
シームレス化するために、足に当たると不快に感じる部分に接着剤を用いているのだと思います。
アッパー最後はヒール部分です。
内部の構造はそこまで大きく変わりありません。
やや厚さが異なるので、クッション材の分量が異なるくらいの違いでしょうか。
メッシュのパターンと合成樹脂のサポートパーツの外部的違いについては、こちらの記事で紹介しているのでご覧下さい。
ミッドソール分解
ミッドソール部分が分解で違いを知る上で最大のポイントです。
ミッドソールの構造を簡単に説明すると、
1、インソール下のストロベル(中板)
2、ミッドソール
3、ズーム エア
上記3部構成となっております。
一番の違いは、ストロベルの素材、厚さです。
ナイキ ズーム ライバル フライ 1 :厚く硬い素材を配置
ナイキ ズーム ライバル フライ 2:薄くソフトなコットンに近い素材を配置
「アッパーの柔らかさが影響してかな?」と思ったのですが、分解して見て「なるほどな!!」と。
ストロベルの素材と厚さが影響して2の方が地面をより感じ、足裏の感覚が研ぎ澄まされていたのです!!これは、普通に履いていたのであれば気付きにくいポイントですよね。
この変化を念頭に置いて走ることで、?が!に変わり、違いを理解して走ることで不安が払拭され効率的にランニングに取り組むことができると思います。上記ポイントを念頭に置いて、ぜひテストランを実施してみて下さい!!もちろん、テストラン実施となるとNIKE.comの返品ポリシーをフル活用しましょう。
この制度は、出荷日より30日以内であれば使用後でも無料で返品できます。こちらから詳細を確認し、検討してみて下さい。

アウトソール分解
アウトソール前後を1、2で入れ替えてみました。
この画像でアウトソールにアップデートがないことが分かると思います。
前作と全く同じ構造となっております。
特に言うことはありません。
こちらの記事でアウトソールの機能面についてご確認お願いいたします。
まとめ
いかがでしたか?
本記事と合わせてYou Tubeの分解動画をご確認頂ければ、もう少し理解が深まると思います。
お時間あるときにご確認頂けると幸いです。
今回伝わっていれば嬉しいポイントは、
ストロベル(中板)の違いです!!
この部分の違いさえ分かって頂ければ分解した甲斐があります!!
次回は、最新トレーニングシューズのレビューと分解記事を予定しています。
トレーニングシューズでお悩みの方、ナイキトレーニングシューズで今まで満足できなかった方必見の記事にする予定ですので、ご期待下さい。
https://スポーツブランド.com/archives/nikesize.html
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