はじめに…

今回は、コメントにて頂いたナイキ ズーム マンバ 3、ナイキ ズーム ビクトリー 3、ナイキ ズーム マトゥンボ 3の違いをメーカー推奨の対応競技を軸に可能な限り分かりやすく比べ、まとめてみたいと思います。
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メーカー推奨対応競技について

ナイキ ズーム マンバ 3:障害物レース対応のスパイク

ナイキ ズーム ビクトリー 3:800〜5000m対応の中、長距離向けスパイク

ナイキ ズーム マトゥンボ 3:5000〜10000m対応の長距離向けスパイク

機能と素材の違いについて
1、単層の通常のメッシュをアッパーに採用。単層にすることで軽量かつ通気性が抜群です。
他のシューズとの大きな違いは、障害物レースに特化した排水力が備わっているということ。
水に入る競技ならではの工夫がアッパーに施されている。
2、反発性重視のファイロン素材をミッドソールに採用。クッション性はクシュロンに劣りますが、前への推進力はかなりのもの。水に入ることでスピードが落ちてしまうため、加速力を重視した素材をミッドソールに採用しています。
3、陸上スパイク意外と比べても独特と言い切れる形状のアウトソール。強いていうならランニングシューズのズームグラビティに近い。水への着水時にグリップ力を発揮できる工夫が施されている。
1、編み込みを自由自在に変えることができる高級なエンジニアードメッシュをアッパーに採用。通気性が必要な箇所をオープンに、ホールド感が必要な箇所をタイトに編み込んでいる。※マトゥンボ 3と構造含めほとんど変わりありません。
2、中、長距離を快適に走れるよう柔らかいクシュロン素材をミッドソールに配置。さほど厚くはありませんが、中距離だとクッション性が強すぎるとスピードに乗りにくくなるため適度なクッション塩梅となっている。レースによっては相手の出方に左右される場合があるためスピード調整を考えた構造。
3、剛性があるハニカム形状(蜂の巣型)のプレートが特徴のアウトソール。スピードによるねじれを防止しスピードを殺さない走りが可能。終盤のスピードを考えた中距離向けの構造となっている。
1、編み込みを自由自在に変えることができる高級なエンジニアードメッシュをアッパーに採用。通気性が必要な箇所をオープンに、ホールド感が必要な箇所をタイトに編み込んでいる。※ビクトリー 3と構造含めほとんど変わりありません。
2、長距離を快適に走れるよう柔らかいクシュロン素材をミッドソールに配置。また、このクシュロンミッドソールを陸上スパイクにしては厚めにすることで最初から最後まで快適に走った結果記録に繋げる
3、馬の蹄から着想を得た独特なアウトソール。この形状が着地時の衝撃を抑え、強い蹴り出しを可能にする

まとめ

まずはメーカー推奨の対応競技、距離を軸に使用するスパイクを決めるのが最良です。
ナイキ ズーム マンバ 3障害物レース
ナイキ ズーム ビクトリー 3800〜5000mの中、長距離
ナイキ ズーム マトゥンボ 35000〜10000mの長距離
その次に注目するのが機能、素材。機能、素材を踏まえ自身のスタイルに適しているかを確認しましょう。
ナイキ ズーム マンバ 3アッパー:一般的なメッシュとネオプレン素材の2種類ミッドソール:ファイロンアウトソール:6本のスパイクピン+シャークスキンパターン
ナイキ ズーム ビクトリー 3アッパー:エンジニアードメッシュミッドソール:薄手のクシュロンアウトソール:6本のスパイクピン+ハニカムパターンのプレート
ナイキ ズーム マトゥンボ 3アッパー:エンジニアードメッシュミッドソール:厚手のクシュロンアウトソール:4本のスパイクピン+馬の蹄型
そして最後に正しいサイズを選択する。
ここが難関だったりします。
使用していく中で素材の伸びなどで変化していく部分もあるため、未来を想定したサイズ選択がキーとなります。
ナイキ ズーム マンバ 3
単層メッシュが影響し3モデルの中で最もゆとりがある印象
全体的にゆとりがあるのでサイズUPも検討すべき
単層メッシュのため素材の伸びがやや早い
ナイキ ズーム ビクトリー 3
前足がやや広めの足型
蹴り出しを効率的に行う形状となっているので普段通りのサイズでOK
エンジニアードメッシュなので形状維持に優れている
ナイキ ズーム マトゥンボ 3
前足がやや広めの足型
蹴り出しを効率的に行う形状となっているので普段通りのサイズでOK
エンジニアードメッシュなので形状維持に優れている
各スパイクの重量も参考にして下さい。
ナイキ ズーム マンバ 3
メンズ27cmで約142g
ナイキ ズーム ビクトリー 3
メンズ28cmで約118g
ナイキ ズーム マトゥンボ 3
メンズ27cmで約110g
いかがでしたか?
明確にメーカー推奨の対応競技、距離が異なるので選択しやすい3モデルかも知れません。
ただ、販売箇所が少なく店舗側もイマイチ理解していないため複雑化している可能性もあります。
メーカー側も販売箇所の少なさから知識の伝達がうまくいってないかも。。。
今回調べたことは、メーカーにしっかり確認した内容となっておりますので、情報が明確になったのではと思います。
是非、購入の参考にして頂けると嬉しいです。
不明点があればお気軽にコメントにてお知らせ下さいね!
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初めまして。初代ズームマトゥンボを数年前まで使用していた者です。
あの軽さは本当に衝撃的でした。
海外の通販で安く手に入れたのですが、届いた箱があまりにも軽かったので、中身を確認するまで「もしや詐欺で空箱を送り付けられたのか?」と疑心暗鬼になった事を今でも覚えています。
ただ、丁度その頃から加齢とともに筋力が落ち始めて長距離をスパイクで走り切ることに自信がなくなり、折角手に入れたマトゥンボも適正種目で使用する事は殆どなく、1500mや3000m障害、遊び半分の4*400mリレーといった種目でばかり履いていました。
更に時間が経つと中距離レースのスピードにも対応できなくなって使う機会自体が殆どなくなり、2年ほど前に転居した際に、心残りでしたが処分してしまいました。涙
市民ランナーレベルでは上記のような種目でも問題なく使用できたと思いますが、フォームの安定していない初心者レベルのランナーや陸上部員であればピン6本のビクトリーの方が良いかと思います。
というか自分を棚に上げて何ですが、一定の競技力を得るまでは本記事にあるようなエリート競技者向けのスパイクを履くこと自体お勧めしませんが…
(私は競技力は市民ランナーレベルですが、いちおう陸上競技経験者なのでフォームは安定していた方だと思います。)
今は障害レース用のモデル(マンバ)もあるのですね。
トラックレースに積極的に出ていた頃にあれば、絶対に買っていただろうと思うと残念です。
懐かしくなって、つい長々と書いてしまいました。失礼しました。
これからも拝見させて頂きます。
>> mt.sacさん
初めまして。このようなコメントを頂けるとは思っておらず朝から嬉しい気持ちです。
当時の情景が浮かぶと共に、とても貴重なコメントだなと感じております。
ナイキでは暫く新作の陸上スパイクが販売されていなかったのですが、こん秋から少しずつ新しいモデルが展開となっているようです。
まだ国内未展開ではありますが。。。
今後、まだ出会ったことのないシューズを調べ、皆様に共有し、一緒に楽しめればと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
mt.sacさん視点の貴重なコメントもお待ちしてます!
>管理人さん
個人的な思い出話に暖かいご返答を頂き、ありがとうございます。嬉しいです。
陸上スパイクの新作情報、楽しみにしています!
確かに現在のラインはロングセラーが多いですもんね。(私が使ったマトゥンボも含め、完成度の高さの裏返しでもあると思いますが…)
スパイクでは、私は現在クロスカントリー用に興味を持っています。
ナイキだとズームビクトリーXC・ズームライバルXCといった陸上スパイクがベースと思しきモデルが海外にはありますが、国内ではごく少数の輸入販売店を除いて取扱いがないようです。
管理人さんは何か情報お持ちですか?
聞いたところでは、初級者や筋力のない人でも履きやすいとの事で、これならマトゥンボを履きこなせなくなった今の私でも使えるかもと思っています。
そうは言っても、実際に買って履くにはまだ敷居が高いのですが、あれこれ想像するのも靴好きには楽しいものです。
また長くなってしまいました。スミマセン。
今後もちょくちょくお邪魔して、時々(冗長にならぬよう)コメントもしたいと思います。
引き続きよろしくお願いします!
>> mt.sacさん
コメントのご確認とご返信ありがとうございます。
実は、ズームビクトリーXC・ズームライバルXC記事を近い内に書こうと調べておりました。
mt.sacさんは既にご存知とのことで驚いてます!
メーカーに確認しましたが、残念ながら現時点で国内正規の流通はないようでした。。。
しかし、東京オリンピックも近いことが影響し展開に期待してもいいのかなと思っております。
詳細が分かり次第記事にしますので是非ご覧下さい。
コメントお待ちしております!
>管理人さん
そうだったのですね。
実は前のコメントで記事にしてくれると有難いといった事を書きかけて、要望するのもちょっと…と思って表現を改めたのですが、既に準備中だったとは!
お見それしました。m(_ _)m
ご存知の通り、クロスカントリー用スパイクは国内では認知度も低く(私も長く陸上競技・ランニングを続けていますが、最近まで知りませんでした)情報も少ないので、記事に纏めて頂ければ貴重な物になると思います。
もちろん私も期待しています!
もし、またメーカーさんとお話する事があれば、興味を持つ読者がいた事を強調しておいてください。笑
では、記事になるのを楽しみに待っています。
(急かしている訳ではないので、ご無理のないようにお願いします。)