目次
はじめに…

ナイキ ビクトリー 3と同様な構造で、イマイチ違いが分かりにくく「自分はどっちが合っているの?」と思われがちな中距離走に対応した陸上スパイク”ナイキ ズーム ビクトリー エリート 2”について書きたいと思います。
中距離は、800〜5000メートル未満
長距離は、5000メートル以上
と一般には言われていますが、明確な定義はないそうです。
本ブログでは、一般的な上記で分けさせて頂きますので悪しからず。。。

ナイキ ズーム ビクトリー エリート 2の詳細

商品名:ナイキ ズーム ビクトリー エリート 2
スタイル:835998
対応競技:800〜5000メートル(中距離)
重量:メンズ28cmで約130g
素材→
アッパー:合成繊維、合成樹脂
アウトソール:合成底
スパイク:取り外し可能な6本のステンレススパイク

ビクトリー エリート 2のアッパーを攻略!

超軽量で通気性に優れたフライメッシュのアッパーです。
このフライメッシュと呼ばれる素材は、マラソン界を席巻している厚底シューズのヴェイパーフライ4%、ズームフライに用いられている素材でもあります。

かかとの中央に大きな通気口があり、通気性が抜群です。
独特のデザインで少し不安かもしれませんが、最初から最後まで快適に走ることが可能です。
なぜここまで通気性が必要?と思われるかもしれませんが、熱がこもる=カロリー(体力)を大きく消費してしまい、走行中の疲れ、疲労感を生んでしまいます。
少しでもカロリー消費を抑え、記録へと繋がる走りができるよう通気性をかなり重視した構造になっています。
前足部分が少し広めの構造になっていて、地面につま先が着いた際に、つま先が広がり地面から勢いよく飛び出すことが可能です。

ビクトリー エリート 2のミッドソールを攻略!

反発性が高いファイロン素材のミッドソールです。
ファイロンは反発性が高いので、ランニング、バスケットボールシューズに多く用いられています。
足の力を反発力に変換し、スピーディーな走りを実現します。
スピードを生かし、逃げ馬のように駆け抜けたいスピード重視のランナーにオススメの一足です!

ビクトリー エリート 2のアウトソールを攻略!

Pebax®︎(ぺバックス)が注入された、耐久性があるプレートを、さらなる耐久性を提供するためハニカムパターンに近い構造とし、軽量でありながらかなりの耐久性を持ったアウトソールになっています。
※Pebax®︎とは、ナイロン系エラストマー樹脂を指します。
耐衝撃性と弾性(反発性)、成形のしやすさが特徴です。
※ハニカムパターンとは、蜂の巣のような六角形をした構造です。
中をくりぬいているにも関わらず、強度を損なわないため、耐久性と軽量性を両立させた画期的な構造です。
スパイクは、取り外し可能な6本のステンレススパイクです。
交換用のスパイクピンは付属していないので、破損した場合は基本買い替えの時期とお考え下さい。
長持ちをさせたい方は、こちらの記事をご確認下さい。

ビクトリー エリート 2の機能面を評価してみた!

クッション性:★★☆☆☆
反発性:★★★★☆
軽量性:★★★★★
耐久性:★★★★☆
デザイン性:★★★☆☆
グリップ力:★★★★☆
価格:★★★☆☆
軽量性と反発性を生かしてスピードを活かした走りが可能です。最初から最後まで少しでも快適に走った結果記録に繋がるスパイクとは異なり、自身の力でスピードを活かして走りたい方にオススメな構造であることが評価からも伝われば幸いです!!

ナイキ ズーム ビクトリー 3との違い
見た目にほとんど差がなく、対応競技も800M〜5000Mと全く同じです。
しかし、重量とミッドソールの素材が異なります。
・ビクトリーエリート2
重量:メンズ28cmで約130g
ミッドソールの素材:ファイロン(反発重視)
・ビクトリー3
重量:メンズ28cmで約118g
ミッドソールの素材:クシュロン(反発重視)
上記違いから、反発性を生かし前への推進力を求める方はビクトリーエリート2を
クッショニングを生かし最初から最後まで快適に走り記録へと繋げたい方はビクトリー3を選択するのがオススメです!!
ナイキ ズーム ビクトリー エリート 2も他の陸上スパイク同様NIKE.comでは購入できません。
そのため、返品制度を活用できませんので、本記事とサイズ表を参照し、最適な選択をして下さいね!

投稿が面白くて、いつも読ませていただいています。
ズームマンバ3とズームマンバVのように旧モデルと現在のモデルの比較ができればお願いしたいです。
初代ズームビクトリーエリート〔カーボン〕とズームビクトリーエリート2の比較、面白いと思います。
>>1
いつもご覧頂きありがとうございます。
陸上スパイクの比較…面白そうですね!
調べて記事にしますので、ぜひご覧下さい!
引き続き、よろしくお願いします!